紺地にカラフルな色糸で、明治期モダンの絣織り「相楽木綿」を復元する女子グループ
オンリーワン、 相楽木綿・工夫絣 (くふうがすり) のきもの
「ようやく、着られるものを織り上げられるところまで来ましてね〜」と、出会うたび小粋な柄の相楽木綿きもので、さっそうと登場される福岡代表。一着欲しいところですが販売は、名刺入れやブックカバー、ポシェットなど小物類。ここの基本は技の伝承。初級→中級→上級→専科→研究科を経て技を磨き織り上げられる伝承者を育成しています。
復元は、今しかない!
福岡さんがこの活動を始めたきっかけは、家にあった相楽木綿に魅了されたこと。織元さんや相楽木綿の資料を収集し後世に残す活動をされていた方の協力を得て研究を進め、2005年に相楽木綿の会を設立。田中さんら地元メンバーも加わり、研究活動を行い、2008年、「京の力、明日の力コンクール」で優秀賞を受賞して翌年に相楽木綿伝承館をオープンしました。
相楽木綿は、モダンで華やかな絣
深い紺絣とカラフルな色糸を織り込んでモダンで華やかな相楽木綿。明治期にいち早く紡績糸や化学染料を用いた色糸を使用しました。相楽木綿を織る大和機(やまとばた)も、奈良を含む大和地域全域で使われて一旦途絶えていたもので、使いこなしは難しいものの、織り手が慣れると独特の柔らかい風合いに仕上がるそうです。小物類の販売に加え、「テーブルセンター、相楽木綿の生地、座布団」がふるさと納税の商品として登録されました。かばんや着物も受注生産されています。 広い日本庭園や自然が魅力の「けいはんな記念公園」内にある相楽木綿伝承館で、「新しい現存資料が出てきたので、また調査しないといけない」とうれしそうな福岡さん。次はどんなモダン絣に出会えるのか、とても楽しみです。

見学やワークショップ、展示会で直接触れてみて下さい!
ちーびず推進員 堤明日香
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福岡 佐江子
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