京都産ジャパンブルー「京保藍」藍が育つ保津町、藍があふれる亀岡、藍で愛を育む町
「京の水藍」の復活を目指して
「幻のジャパンブルー『京の水藍』。その昔、京都市南部の湿地で栽培されていたんですよ。徳島で京藍の種に出会った幸運を活かして、ぜひ保津地域を中心に復活させて、次世代にしっかり地場産業としてつなげていきたい」と意気込みを語ってくださる藍染作家の吉川慶一所長。
現在は保津すいたん農園で、畑の陸藍として中野さんを中心に栽培中。今年からは水耕栽培で水藍のDNAに戻すべくチャレンジ開始。「高級品種だった京の水藍にぜひ戻してみたい」と意欲的。
地域ぐるみで藍栽培のビジネスモデル化をめざす
京都嵐山への保津川下りの出発点で自然豊かな亀岡市保津地域は、特産品づくりなど地域活性化活動も活発。地域NPOも遊休農地を活用して藍を栽培。 高齢小生産者でも効率化できるよう実験をしつつブランド化を目指してタイアップ。
藍の栽培や収穫体験、藍染め体験や藍ファッションショーなども開催し、地元の子どもやママたちも巻き込み、地域ぐるみの「京の水藍復活プロジェクト」を推進。
京都市内でも京保藍販売。藍染め体験も可
京都市のデパート・藤井大丸の「メゾンキツネ京都」では、京保藍で染めた製品を販売。若者に人気のショップと伝統ある藍染めのコラボで、京保藍のブランド化にも弾みがつきます。
「京保藍の紺は少し薄い色目が主流。先日も玉ねぎの皮染めと併せてみたら、黄色と水色でいい味の緑が出ました。自然素材とのコラボ染めで、もっと広がりますね。」
藍染め体験も随時受付中。藍のまち保津へ、ぜひお出かけください。

『藍職人は病気知らず』といわれるほどパワーがあるそう。商品開発も進行中!
ちーびず推進員 竹嶋貴代美
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