京田辺市三山木、「みんなのおうち」 オープン
2018年12月、空き家を手に入れ、「みんなのおうち」をオープン。 運営する認定NPO法人そよかぜ子育てサポートは、30年以上にわたり、子育てサポート事業に取り組んできました。「ようやく、3世代交流の拠点と居場所『みんなのおうち』の種を蒔きました。みなさんのお知恵をいただきながら、育てていきたい」と高畑さん。庭や縁側のある大きな民家でさっそく開催したちーびず応援カフェでも、「庭を活用した茶店風のいっぷく処」や「井戸を再生し地域防災に活用」などの使い道あれこれで盛り上がりました。
地元野菜たっぷり ワンコインランチ
応援カフェでも堪能したのが、自慢の地元野菜たっぷりのランチ。大根や里芋がごろごろ入った煮物、具材たっぷりのお味噌汁、炊き込みご飯など季節の野菜中心メニュー。高畑さんやおうちを利用して下さる方の手作り野菜も大活躍。実は高畑さんは管理栄養士。「ランチはまだまだ手探り状態なんですよ。」 とはいえ、ママの横で小さな子どもがパクパク野菜を食べているなんて、近頃ではあまり見ない光景。とれたて野菜の美味しさや料理方法、世代間交流でぜひ若者たちにも教えて欲しいところです。
30年以上、地域の 子育てをサポート
少子高齢化、核家族化は、京田辺市も例外ではありません。そよかぜ子育てサポートは、子育てのみならず特に増加が進む高齢者世帯の人たちが孤立化しないことも重要と、3世代交流の拠点を開設。「不特定多数の人がつどい、刺激を受け合うと生きる楽しさも生まれます。それは核家族の中で育つ子どもの人間形成にも、大変重要な体験になるはず」と村坂さん。
「だんだん」は、ありがとう =感謝の意味
江戸時代の頃、京都に発生した方言で、日本海側や西日本に伝播していったとか。「もどり場だんだん」は、色々な人たちとの出会いに、ありがとう・大丈夫だよ・心配いらないよと、ぬくもりのある思いやりの場所に、この拠点が成長していくことを願って名付けられました。みんなのおうちでは、バザーや各種教室、おもちゃの病院、貸し室によるヨガ体験なども実施中。誰もが気兼ねなく集い、おしゃべりしたりゆっくりできる拠点「みんなのおうち」に、ぜひお立ち寄りください。