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2018年04月19日 | ちーびず感想記
やましろママたちの3部式ドリッコ浴衣縫製チーム始動~自由空間スローハンド
この記事に登場するちーびずさん
佐々木岳さん(自由空間スローハンド)
佐々木岳さん(自由空間スローハンド)子育てママたちの仕事づくりを応援しておられます!
土肥恵子さん、藤原典子さん、長澤清美さん(Bee's Knees)
土肥恵子さん、藤原典子さん、長澤清美さん(Bee's Knees)3名で活動するdricco着物縫製グループ。浴衣の他に、着物用補正下着にも取り組んでいます。

御覧下さい!可愛いでしょ??

 こんな可愛くて清楚な雰囲気の浴衣、女子なら一度は着てみたい。これを着ると髪飾りはこんな感じ、メイクはこうしよう。ワクワクが止まりません!夏のおしゃれに一着は持っておきたいですね。

そこで浴衣、さていざ着よう、と、お一人で着られる方は、どのくらいおられるのでしょう。そう言う私も浴衣ぐらい着られるわ、と手持ちの古い浴衣を引っ張り出して羽織ってみたものの。。。???あれれ?どうやって着るのだった?と、悪戦苦闘して汗かきかき何とか帯を締め、鏡を見てガガーン!ナニコレ!?全然キレイじゃない!

そうです着物・・日本の、しかも京都女子なら、キレイな着姿にはこだわりたいトコロ。和装文化のリーダー的存在ですから!←勿論自称。

 

山城ママたちが誕生させた「3部式dricco(ドリッコ)浴衣」

と言うことで、ちーびずは、NPO発の、簡単着付、キレイ、お手入れ簡単な「3部式dricco(ドリッコ)着物」を推進しています。そして、もちろんdricco浴衣もあるんですよ。

浴衣の着付まで美容院で、とは、ちょっと言い出しにくいですが、やはり着慣れないものは一人では着れません。けど祇園祭や夏祭り、夜店には着てお出かけしたい、という要望を受けて去年デビューした3部式dricco浴衣10着は、やはりあっという間に完売したそうです。

その縫製を請け負ったのが、京都府南部・木津川市周辺の若いハンドメイドのママグループ「やましろ女子縫製チーム」。京都発の簡単・キレイな3部式dricco(ドリッコ)きものの「浴衣」。ママたちのチャレンジと浴衣誕生のお話を聞くとともに、実は、ママグループたちが3部式dricco(ドリッコ)きものを着たことがない、ということを受けて、京都府が「ちーびず応援カフェin木津川市スローハンド」を開催。参加していろいろお話をお伺いしました。

 

自由な空間で、コミュニケーションとコラボを

「やましろ女子縫製チーム」創設のキーマンは、「自由空間 slowhand」代表の佐々木岳さん。

「自由空間 slowhand」は、木津川市山城町にて約3年前に運営を開始。ミシンの修理(販売)と、“ハンドメイド”をキーワードに手作り雑貨や生地の販売、イベント開催等を企画し実施。趣味でハンドメイドする人や、オリジナルの服や雑貨を販売されているプロの方々が集い、仲間となりコミュニケーションの輪が広がる「自由空間」です。

佐々木さんは、「ただワイワイと集まる場所を提供するだけでなく、集まった仲間同士がコラボして、新しいアイデアや仕事を生み出したり、やる気、技術力がある人と企業を繋げるパイプ役をしたりと「自由空間 slowhand」を介して、まさに自由な感覚やアイデアで、仕事の仕方やカタチをつくり、みんなが自然に『幸せを実感しながら』過ごすライフスタイルを提案しています」とのこと。

 

コンセプトは「ていねいな暮らし」

「モノが一方的に製造されそのまま単純に流通する“消費文化”には違和感を感じますね。モノ一つ一つにも、作り手の想いがこもっているし、背景もあります。丁寧に作られたもの程、丁寧に届けたい。汚れた、壊れたからと言ってすぐに処分するのでは余りにも節操がありません。次の世代の事まで考えていかないと。再生できるものはする。ミシンの修理を業としているのも、そう言う想いが軸にあるからです。」

佐々木さんの想いは少しずつ周囲の方々の心にも響き、共感する方も増えました。そんな頃に、京都府主催の京都市内で開催ちーびず応援カフェに参加。ちょうど今から1年程前の事です。

 

ちーびず応援カフェでの出会いから、つながる!

その応援カフェで、3部式dricco(ドリッコ)着物の生みの親、NPO法人京小町踊り子隊プロジェクト代表の岩崎裕美さんと出会い、3部式着物の事、京都発の和装文化をつないでいきたいという方向性に共感。「まだまだ着物の縫製を請けて下さる方が少ない、特にこれから始める浴衣作りをしてくれる方が・・」

という岩崎さんのお話を受け、それならば、自由空間を活用してハンドメイドするママたちにつないでみようとアクション。

そして、「やましろ女子縫製チーム」が誕生しました!

土肥恵子さん、藤原典子さん、長澤清美さん。

土肥さんと藤原さんは「のの花」というハンドメイドのユニットを組んでおられ、主に洋服、布小物を作りマルシェなどのイベントに出展。Slowhandでも定期的にスペースを借り展示&販売会を企画されています。

ナチュラルなデザインと色使いでファンも多いそうですよ。

長澤さんは、手作りが好きで、子供のものにはやはりご自分の愛情を込めた手作り品を、と作り始めたのがきっかけで、数をこなすうちに、ますます腕もあがって作品が増えると時にはマーケットなどに出店されていました。

そんな活動を間近で見ていた佐々木さんが、縫製の仕事づくりを提案し見事にマッチ!

結果、3人の女性達が一層耀きを増す、と言うことになりました!

 

ミシンを使って、きもの?

応援カフェでのグループのお話。

「最初佐々木さんから話を聞かれた時如何でした?」

「面白そう!!と思った」と皆さん。

「私たちは基本、ミシンを使っての作業。なのに、まさか着物に関われるなんて、驚きでした」

そうなんです。dricco着物(浴衣)の縫製は、大部分がミシン縫いです。意外ですが、和裁よりも洋裁が出来る方の方がコツをマスターしやすいそう。とは言え、仕上がり、美しい着姿にこだわりを持つdricco着物だけに縫製は簡単には行きません。

 

 型紙おこしからの手探り状態

浴衣の縫製は、請ける方はもちろん、依頼するdriccoの岩崎さん側も初めての事で、実は型紙おこしから手探り状態であったとか。

「ここはあぁして、そこはこうして」岩崎さんからの指示を聞いても、着物の専門用語が分からなくて、3人で頭を抱えた事なんて何度もあったそうです。

「辞めたいとは?」

「そこは思いませんでした。一度乗りかけた船?」

「今から思うと、3人だったから、辞めずに続けられました(笑)」

元々子供のママ友達、という関係。3人の、3人だからこそ成り立つコミュニケーション、空気感があるのでしょうね。

「仕事の進め方は?」

「先ずは大きな布の裁断。これは此処、slowhandさんで3人集まって一気に済ます。その後は其々担当パーツを自宅に持ち帰ります。家の作業場で縫製。3人集合が必要な時は集まり、あとは個々です。」

なるほど、効率良い。それも必要な仕事の進め方。まだまだ小さなお子さんが居るご家庭です。だからこそ、この仕事を選ばれました。

「子供が幼稚園や小学校に行っている間だけ、洋服や小物を作っていました。なのでミシンの前に座る時間は限られています。仕事の効率はしっかり考えています。子供が成長するまでは今のスタイルは変えられない。」

とは言え、dricco浴衣縫製の仕事を請けてからは中々時間配分がスムーズに行かず、納品期日が迫ってくると子供にごめん!をして作業部屋にこもることも有るそうです。

「今までは、自分のペースで洋服を作って来ましたが、この浴衣はdriccoさんから請け負う仕事。請けたからにはやはり責任があります。」

 

 完売したよー、の連絡に感無量!

「岩崎さんから、浴衣が完売したよ!との連絡を受けた時。感無量でした~!!」

苦労の末に完成した製品が、直ぐに売れた、と聞くとそれはそれは感激されたことでしょう。ドリッコの岩崎さんからも、「ほんーーーまに素直で良い人たちに出会った~!」という言葉が何度も繰り返されていました。

 

この信頼関係こそ、繋げたslowhandの佐々木さんが理想としている仕事のスタイルかも知れません。今年も早速、浴衣の縫製を請けておられるそうです。それに加え、なんと、着物用の補正下着作りも依頼され、もうすぐ誕生するとの事です。

「ここまできたなら、続けます!(笑)」彼女たちも堅い決意です。

そしてとうとう、こちらの三名の縫製チームに屋号が付きました!「Bee’s Knees」さん、と言うそうです。英和辞典で調べると主な意味が『最高のもの、打ってつけのもの』との事。素敵ですね!

この縫製チームの仕事や働き方は、他の地域のママグループにもつなげられるのでは、と、思います。

 

最後に、女子たち初めてのドリッコ体験

家庭事情や自分自身に置かれている状況に応じ、出来る事を可能な方法で出来る範囲の中でする、女性ならではの仕事の進め方。

そこに「責任感」を伴う以上、この方たちをちーびずは離しません!いえ、応援します!

この記事のちーびず団体

chii-information
木津川市山城町平尾西方儀38−1
TEL:0774-94-6186
佐々木岳
佐々木岳
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〒6190202 木津川市山城町平尾西方儀38-1(自由空間slowhand)
TEL:0774-94-6186
営業時間21:30〜16:30
定休日: 日曜日 祝祭日
土肥恵子さん、藤原典子さん、長澤清美
土肥恵子さん、藤原典子さん、長澤清美
堤明日香
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京都府南部、山城地方のちーびずを応援しています!地域の美味しい食材、大切に遺していきたい地域の宝(人)を見つけ出すことが得意です。ちーたびやマルシェの実践回数、情報も豊富。山城地方でちーびずにチャレンジしてみようかな、と言う方、是非一緒に盛り上げて行きましょう!
山城ごはん、ホームページはこちら:https://shop.yamashiro-gohan.com