京都市営住宅の1階にオープン。 15時~カフェと軽食、18時~はビール飲めます

男子スタッフが おもてなし

 京都駅からもほど近い東九条地域。河原町通り東寺道を東へ入ったところに、市営住宅の空き店舗を活用して2018年10月に「ほっこり」がオープン。道路側は全面ガラス扉でパリのカフェを思わせるオシャレ感。「シャッターが降りて殺風景で暗いイメージのエリアを、明るい雰囲気にしたかったんです」と小林さん。「トイレは車椅子もOK。女性にも喜んでもらえるよう広く明るくしました」と藤さん。  中谷店長は生粋の東九条っ子。「慣れない男子スタッフばかりですが、心を込めておもてなししています」と小林さん。

駄菓子コーナーに 集まる子どもたち

「住宅市街地総合整備事業」の進展によって大きな変貌を遂げた東九条地域は、空き地、空き家、空き店舗の増加で街の賑わいが喪失。そんな中、市役所とタイアップし街の賑わいづくりに立ち上がった住人たちがNPOを結成。「ほっこり」のコンセプトは年齢、民族、価値観、心身の状態などいろんな「ちがい」を普通に出せる場所、子どもからお年寄りまで多世代が気軽に集える場所づくり。  そこで、子どもが集まる駄菓子コーナーを設置し、午後のおしゃべりには焼きめし・うどんなどの軽食や、ティラミス・ドリンクなどのカフェメニュー、大人のリラックスタイムはビールやお酒と相成りました。 

 

 

夜のビールは コミカフェの頼りになる 

 午後3時、開店後の一番乗りは、市営住宅の住人のちょっと高齢女子グループ。ドリンクや、時には軽食でおしゃべり。オープンから皆勤賞だとかでうれしいお客様です。夕方6時になると、今度は住人男子たちがビールを求めて入店。7時を過ぎる頃には、仕事帰りの若者たちもやってきて、軽食や駄菓子、缶詰をつまみに、気兼ねなしにそれぞれにくつろぎタイム。「ガラス扉はお絵かきOK。子どもが遊ぶ姿を見ながらビールを飲むママもいますよ。みんなも見ててくれて安心です」と小林さん。そして、この夜のアルコールが客単価を引き上げます。つながり重視のコミカフェは、低料金で長時間滞在のため採算的に厳しい場合が多いなか、がんばっています。 

やってみたいことが 気軽に実現できる場を目指して

 2月に開催した応援カフェには、韓国やモロッコなど多様な国籍の方々が参加。ワークショップをさせて欲しいなどアイデアもいろいろ出され、コミカフェ「ほっこり」への関心の高さが感じられました。「多くの方々に来店してもらって、やってみたいことが気軽に実現できる場を目指したい」と男子たちのチャレンジが続きます。 

関連ちーびずさん

chii-information
京都市南区東九条南岩本町6 南岩本市営住宅店舗101
TEL:070-1844-2894
営業時間15:00〜21:00
小林 栄一
小林 栄一