バス待ちに、ほっとひと息。おしゃべりも読書も楽しい、ほっこりカフェ

1時間に1本もないバスを待つ時、「あったらいいな」

 「地元のふる里バスとJRバスを乗り継いで家族が入院する病院へ通っていたんですけど、バスを待つ時間、ひとりぽつんとバス停にいるんですよ。とても心細かったんです。そんな時、ほっこり、あったかい場所があったらいいのになぁと思ったんです」との裕子さんの話を聞いたご主人の細身(温)さん。退職後の自分の仕事場を兼ねたサロンを作ろう、とコーラス仲間に相談。京北の中心部周辺バス停のすぐそばに、気軽に立ち寄れるコミカフェ「ゆめハウス」を2012年3月にオープン。カフェのほか、ミニデイサービスお昼ご飯買いや歌声喫茶などのイベントを重ね、バス待ちの人、子育て中の人、引っ越して来た人、高齢者の方々など、地域の人たちが楽しく集う居場所になりました。

お菓子に絵本・・・と、夢が集まる、集まれ!地域の力

 入り口はスロープと手摺を設置。バリアフリーは必須。室内には、「もう家族で食卓を囲むこともなくなったから」と地域の方から寄せられた8人掛けの大きなテーブルがドンっと誇らしげに訪れる人を待っています。「ゆめボックス」と名付けられたレンタルボックスには絵本、編み物、小物、お菓子などが地域の方から寄せられて、ちょっとおすそ分け感覚で価格をつけて販売。活動の紹介コーナーとしても活躍。一番人気は、女流棋士・多冨佳絵さんの手作りお菓子。5人の子供たちのママで、体にいいもの、やさしいものを、と作っていたスイーツが評判で設置することに。パッケージもママ友のかわいいデザインで、食べられるのはゆめハウスだけ。

 

 

「ゆめ券」で、助け合い経済の仕組み

 「ゆめ券」という「ゆめハウス」だけで使えるチケットを発行。単位は「ゆめ」。1000ゆめ(=1000円)単位で購入でき換金も可能。どなたでも買えて、コーヒーもゆめボックスの商品も買えます。「ゆめ券は、『助け合いの前売り券』。友達価格でものが買えるお得なチケット」と、細見さんは嬉しそう。「儲かるビジネスにはならないけど、無償のボランティアでは続かない。かといってお金のやりとりでは味気ない。だから元気でハツラツ、人がつながるコミュニティで『ゆめ』を買って欲しい」と。ゆめハウスのお手伝い1回で200ゆめ。奥さんが手にした「ゆめ券」は、ご主人がゆめハウスの将棋サークルで使う。「男性は、家に引きこもりがちなので、出て行く機会になってちょうどいい女性陣から感謝されてます」と細見さん。ゆめハウスの会では、実費と少しの謝礼で、マイカー送迎も実施。ゆめハウスを拠点に、さらに地域力による小さなビジネスが拡がります。

 

関連ちーびずさん

chii-information
〒6010251 京都市右京区京北周山町東丁田5番地
TEL:090-1130-0174
FAX:075-853-0174
営業時間10:00〜
Mail:hosomi99@mbox.kyoto-inet.or.jp
細見 温(おさむ)
細見 温(おさむ)