おいしいお米を届けたい~京都ちーびずワークショップ交流会から

自分の「好き」が、いちばん「おいしい」!

 ワークショップ講師の京都辻農園の代表・辻典彦さんは八幡市で高齢化等による耕作放棄地をなくしたいと頑張る農業男子です。こだわりは、おいしいお米を食べてもらうこと。けれど、好みは人それぞれです。全ての人が美味しい!と納得する奇跡の炊き方はあるのでしょうか?この問いに「・・・というのは、ないんですよ。自分の思うおいしいを一番大切にすればいいんです」と辻さん。

 

おいしく炊くコツ

 みなさんは、どのようにお米を研いでいますか?「基本的にはゴミをとるように一度研いだら、あとはすすぐだけでOK。研いだ時の水の濁りこそがお米の旨味。流してはいけません」参加者からは早くも「ほー」と感心する声が上がります。

 ワークショップでは、同じお米で早炊きと、給水させじっくり炊くご飯を準備いただき、それぞれの良さを食べ比べます。

 

 

「おいしい」にこだわる熱い想い

 炊飯器のスイッチを入れて炊き上がりを待つあいだに、辻さんから米作りへの思いをお聴きしました。「京都府の若い世代の新規就農率は全国一位ながら、お米農家を希望する若者はほぼいません。稲作の新規就農を増やし、稲作文化を復活させていきたい」と、熱く語る辻さん。お米は野菜のようなセリではなく、一般的に買い上げ価格が決まっているため、努力が報われにくいのだとか。こだわりの米なら高く売れるし、米生産者が素直に「美味しい米を作りたい」と思える社会に変えていきたいと奮起した辻さんは、まず自分が頑張ってみようと農法から販売に至るまで様々なアクションを起こされています。お話に聞き入っているうちに、ご飯が炊けました!

 

 

 

炊き方だけでこんなに大きく変わるとは!

さあ、待ちに待った食べ比べです。辻さんのオリジナルブランド「石清水」です。

早炊きのご飯は高温で炊くため風味・香りが良く米の一粒一粒がしっかりとしています。一方、吸水させ弱火でゆっくり炊き上げたご飯は、引き出された旨味が表面にしっかりと集まり、口に入れた瞬間からもっちりと、ご飯の甘味が感じられます。同じお米なのに、炊き方でこんなに味や風味、食感が変わるなんて!

 「皆さんが「いろいろ試してみよう」と思って下さることが嬉しくて、こうして活動をしています」と言う辻さん。農薬・化学肥料不使用で、手間を惜しまず生産された特別栽培米「石清水」の玄米ごはんパックはちーびずマルシェでも人気商品。お米の生産にとどまらず、お米の美味しさをどう引き出すかまで考えるこだわりのワークショップは参加者も大満足の内容でした。

 

 

堤明日香
独自の栽培方法で米や白子筍を生産する辻さんは、米・食味鑑定士としても活躍中です!
ちーびず推進員 堤明日香

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辻 典彦
辻 典彦