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2019年03月25日 | イベント感想記
京都ちーびずワークショップ交流会vol14 森の恵み、京北産精油でアロマ体験
この記事に登場するちーびずさん
村山 寛さん((株)K・Kファーム)
村山 寛さん((株)K・Kファーム)地域を元気にしたい。山や自然を孫たちのために残したい・・・そんな思いで活動されています。

精油の魅力と活用を知るワークショップ

アロマ=芳香 セラピー=療法。

植物の芳香を暮らしに生かす。抗菌や防虫、消臭、安眠にも期待。ストレス社会ですしね。

京都市内から約一時間、右京区京北で生まれる『アロマ精油』を生産する『株式会社K・Kファーム』の村山寛社長をお迎えして、8月7日、ちーびずプラザでワークショップを開催しました。

「出店は路上ライブ」とおっしゃる村山社長。

和精油をもっと知ってほしい。お客様と直接対面で伝えたい。そんな思いから、各地の手作り市などへは月8回ほども出店され顔なじみも多いとか。今日のアロマセラピスト講師は『aromatic京都』田中智子さん。元ちーびず推進員でKKファームの精油の魅力を深く知る実践者です。

まずはアロマスプレー。好みの精油と精製水などを混ぜて・・・

肌に直接使うものは、ちよっとドキドキしますが、そこはアロマセラピストのアドバイスの元、安心して作業が進みます。スプレーはシンプルで手軽ですが、最近、このアロマパウダーが人気だそうです。

お風呂上りにポンポンと肌にたたいて、そのまま就寝。なにかもう、安眠が約束された気がします。嗅覚って、なんかすごいですね。

アロマの特徴も、誤解されている点(防虫と言ってもすべて虫を寄せ付けないというわけではない)もわかりやすく、納得のレクチャーでした。

香りというのは99%が工業的に作ることが可能なんだそうです。え~~~!!!。だから100円ショップでも精油が売られているのか。「そんなものはまがい物です!体に直接使うものにそれはだめでしょ!」アロマセラピストのお話ですが、その強さに圧倒されます。

スタートは杉の石鹸、そして精油へ

木を燃やすと油が落ちる。これを何かに使えないものか?石鹸?女性が毎日使うもの、K・Kファームがそこから精油へたどり着いたのは、知人から聞いた精油の抽出。

材料になるのは、地元森林組合や林業家から持ち込まれる枝打ちしたスギ(京北産)。

 

間伐などで出た木材を搬出しても行き先がない昨今、処分先としてこちらへ持ち込まれることも多々あるんだそうです。

先方にとっては廃棄物にすると処分費がかかるので『ごみ』ですが、KKファーム様にとっては願ってもない『宝物』の原石が無料で待っていると向こうから寄ってくる状態です。なんて、エコでしょう。

この状態まで粉砕して使います

果汁をしぼった後の柚子(水尾産)も材料。

もちろん、クロモジも。京北、舞鶴、宮津など京都府内産を使います。

燃料はこれまた地元工務店から持ち込まれる廃材、山の手入れから出た間伐材や流木など、どこまでもエコ。

精油抽出の工房は、ラーメン屋さんで使う寸胴鍋や家庭用の金ざるを活用、村山社長の手作りです。

山椒(京北産)、など京都府内産の材料から生み出される精油は、『水蒸気蒸留法』という製法で、長い時間をかけて抽出されます。エコで、地域と人の思いが詰まった製品なのです。

精油の材料として使われたものは、蒸留の過程で油分が抜けていきますので、肥料として田畑に使うことができます。チップとして積まれているとそこはカブトムシの幼虫の住処にもなって、新たな循環も生まれています。

徐々に口コミで広がり、メディアや業界紙で紹介されると見学が相次ぐようになって、最近は製品だけでなく、製造方法についても問い合わせが増えているそうです。京都ちーびず推進員ブログ『森の京都で森のアロマ 京北産北山杉の精油に注ぐ情熱』でもご紹介しております。

自然の力を暮らしに、新たな林業振興の一助に

村山社長曰く、「昔、一次産業は儲からないと言われた時代がありました。その後、木材が高い価値を持つ時代になりました。それは、京北という場所が京の都に近く、木材に関係する職人の需要にこたえてきたから。というのもあったのではないでしょうか。」

一代で3回お金に代わると言われた木材。半農半林の京北をずいぶん潤したと思われます。その後、国内産材の需要が減り不況へ。植林、枝打ち、間伐など、力と時間と手間がかかることもあり林業人口が減少し、森の砂漠へ。

そして今、台風・豪雨で災害が甚大化するのも、山や森が荒れているから。という人は少なくありません。

山を守る、その為に山を生かした製品を!新しい仕事を!子や孫に京北の資源を残せるように。

香りの石鹸づくり

お友達を誘って、KKファームの現地、京北へお出かけ。

スタッフの前川さんは、結婚を期に引っ越してこられた小学2年生のお母さん。

  

香りは、杉・黒文字・柚子・ブレンド精油など、6種類。

色は、肌に触れても大丈夫な色素。香りを選ぶのに、「あ~いい匂い。」「贅沢やわぁ。」と、迷いに迷います。この日は北山杉ベース、黒文字ベースのブレンドが人気。石鹸は、レンジでチンして溶かします。溶かした石鹸に色を入れたらスプンでクルクル混ぜて、好みの色に仕上げていきます。色ができたら紙コップに流し込んで固めます。

香りが広がると、会話も弾む。「わぁ~」「きれいねえ」「お菓子みたい」「ルビーかガーネットのよう!」


最後は、作った石鹸を手にのせて、記念撮影。感激です!

アロマセラピストもイチオシ!京北の豊かな自然でアロマ効果アップ。ぜひ、お出かけください。

この記事のちーびず団体

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村山 寛
村山 寛

ちーびず推進員メモ

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10名の京都ちーびず推進員が京都府と協働しき、それぞれの得意分野を生かして支援や広報をしています。
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竹嶋貴代美
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亀岡に生まれ育ち、美山に嫁いで三十余年。家業(電気・水道工事店)の傍ら、婦人会・PTA・自治会・商工会女性部などで地域活動に参画。現在は『老活サポート』もおこなっています。 『森の京都』地域を中心にちーびず活動をお手伝いします。
(有)竹島電機ホームページ:http://www.athome-nantan.com/