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2018年12月13日 | 未分類
パパイヤ茶で人も農地もまちも元気に!ー京丹後リーフ
この記事に登場するちーびずさん
吉岡 寿徳(としのり)さん(京丹後リーフ)
吉岡 寿徳(としのり)さん(京丹後リーフ)年々増えていく耕作放棄地をなんとかしたい...と心機一転、50代で新規就農。パパイヤの機能成分と、獣害に強く比較的農作業も少ないことに着目して、パパイヤ茶の栽培から加工販売まで手がけられています。

そうだ、パパイヤ茶を作ろう!

全く違う職種から農業へ。友人と2人、50代からの始めたパパイヤ栽培。今回は、パパイヤ茶を生産から加工、販売までされています京丹後リーフの吉岡さんにお話しを伺ってきました。

 

京丹後でも高齢化が進み、吉岡さんのご自宅近くの畑も耕されなくなり耕作放棄地が増えてきました。「なんとかしたい!」と思っているところ、パパイヤの健康食品としての研究をしている鹿児島大学の石畑名誉教授が書かれた「パパイヤ研究レポート」に出会います。そこには、パパイヤの葉にパパイン酵素、ポリフェノール、ビタミンなど、機能性成分が多く含まれることが書いてありました。

同時期に奥飛騨でパパイヤを育てている方があることを知り、「京丹後でも育てることができるのでは?!と思い立ったのがきっかけです。パパイヤは獣害にも強く、他の作物に比べて比較的農作業も少ない作物。高齢でも携われるのではないか」と、そう思われたそうです。

そして、先輩農家の方や周囲の皆さまに助けてもらいながら、2017年、パパイヤ栽培がスタートしました。

 

京丹後でぐんぐん育つパパイヤ!

「パパイヤって南の国のフルーツでしたよね?」と、不思議な気持ちで訪れたパパイヤ畑。なんと露地栽培!山の中の畑で、背丈より少し低めのパパイヤの木が立派に育っています。

初めて見ました。

 

京丹後リーフのパパイヤ

実は、パパイヤには多くの品種があります。丈が10mになるものから1mくらいの高さのものに、雄株、雌株、雌雄同株両性花。1年目から実がつくものや数年しないと実ができないものなどなど。

京丹後リーフのパパイヤは雌雄異株の両性花で1株だけで実がつくタイプ。パパイヤは多年草といって何年も植えっぱなしで育つ作物ですが、寒さに弱いので、ここでは毎年、春に新しい苗を植えて育てているそうです。

 

性別によって違う花と果実

訪れたのは11月中旬。雌雄ともに白い小さな花が咲いていました。花が1枚の葉の下にたくさんついているのが雄株で細長い実がつきます。

 

 

1枚の葉の元に1つだけ花が咲くのが雌株で、ぽってり丸い実がつきます。
 

寒くなると花が咲かなくなるので、「今年はちょっとおかしいなぁ。」と、吉岡さん首をかしげます。

 

青パパイヤの実はキンピラ料理に

葉と同様に、青パパイヤの実にも機能性成分がたっぷり含まれているそうです。販売はまだされていませんが、京丹後リーフでは、パパイヤの果実は青いうちに収穫して、キンピラにして食べているそうです。

「食べてみた~い!」ということで、いただいた青パパイヤを料理上手な友人に作ってもらいました。

お味は、蕪のようにさっぱりしていて、臭みもなく、シャキシャキの歯ごたえが楽しい。
作り方は、青パパイヤの皮をピーラーでむいてから千切に。熱したフライパンに油をしいて、青パパイヤとしめじ、人参を軽く炒めます。塩、みりん、醤油で味付けをして中火で炒め、青パパイヤがしんなりしたら出来上がり!だそうです。

 

手間ひまかけた手作り茶葉

農薬を使わずに育てているパパイヤ茶葉の収穫は1年に1回。8月~10月に丁寧に大きな葉を1枚ずつ摘み取ります。雄雌どちらの葉も使うブレンド茶。収穫後は、丁寧に洗い、葉柄と葉脈を取り除いてから天日干しにしてから茶葉をほぐします。葉脈は水分を運ぶところなので、取り除いてからでないと上手く乾燥しないそうです。

ほぐした茶葉をオーブンで焙煎します。乾燥しただけでもお茶として飲めるのですが独特の苦みが残ります。京丹後リーフ独自の香熱焙煎方法で茶葉を焙煎することで苦味がほとんど感じられなくなり、まろやかな甘みが残るそうです。

パパイヤ茶の淹れ方

紅茶や日本茶と同じように、急須やポットに茶葉をいれてお湯を注ぐ淹れ方と、麦茶や漢方のように水から煮だして煎じる方法があります。この日は、茶葉にお湯を注いだ淹れ方でいただきます。見た目はちょっと薄い日本茶のような色。香りはほとんどありません。

健康茶なのに、とっても飲みやすい!!ほのかに甘く、苦味は飲んだあとに少し感じる程度。初めて飲むのに、なんだか懐かしい、ほっとするお味。「大人は苦味を感じるみたいですが、子どもは普通に飲むんです。」と嬉しそうに話す吉岡さん。


人も農地もパパイヤで元気に!

山の中にあるパパイヤ畑の土は粘土質。この畑より山手にある畑は砂地。人手が回らずに、草や蔓に覆われてしまった荒れた畑の方を眺めて、「来年はここでも育ててみたいと思っています。」と力強く話す吉岡さん。パパイヤには粘土質の方が向いているのでは?という不安もあるようですが、チャレンジされるそうです。

吉岡さんには、荒れた畑が元気になる、その姿が視線の先に見えているのかもしれません。農業初心者からのパパイヤ栽培、ちーびずも応援しています!

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吉岡 寿徳(としのり)
吉岡 寿徳(としのり)

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