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2018年11月19日 | ちーびず 未分類
京都西山の里・大原野、オーガニックnico(ニコ)の野菜は女子力!で輝く
この記事に登場するちーびずさん
滝山 香里さん(株式会社オーガニックnico(ニコ))
滝山 香里さん(株式会社オーガニックnico(ニコ))ベビーリーフとレタス畑を担当。 野菜のおいしさを良く知っていてお料理上手。軽トラも乗りこなす1児のお母さんです。
福田 泰子さん(株式会社オーガニックnico(ニコ))
福田 泰子さん(株式会社オーガニックnico(ニコ))ベビーリーフとレタス畑を担当。 「自分が担当する野菜がかわいいし、贔屓してしまう」と言って周りを笑顔にする、リーフ畑の新人さん。

「オーガニックnico」の甘いトマト

「オーガニック、有機といってもおいしくないとダメ。」そう話してくれたのは、野菜事業部部長の近藤知克さん。食べることは、楽しみの一つなので、その楽しみを奪ったらあかん、と。だからトマトも赤くなってから収穫する。「うちのは甘いんや」と誇らしげ。

自転車に乗って、畑をぐるっと案内していただきました。三角屋根のビニールハウスが並んでいます。

オーガニックnicoが開発したEGH(エコグリーンハウス)です。夏は涼しく冬は暖かくなるように工夫されていて、中ではミニトマト、水菜にベビーリーフなどが活き活きと育っています。nicoの畑は、サラダ野菜が中心。

京都市西京区、京都西山のふもとに位置する大原野は、平安京の頃から貴族たちの行楽の地ともなった自然豊かな丘陵地。ニュータウンがあり、神社仏閣も多く見られますが、畑や田んぼの緑に囲まれ、京のまちなかとはまた違って、時の流れもゆったりとしている気がします。

京都西山・大原野という土地で

オーガニックnicoができるまで

オーガニックnicoは、2007年に社長の中村新(あらた)さんが、南丹市日吉町で新規就農したのち、「次の世代に続く農業を」と2010年に南丹市八木町で設立されました。自然豊かな地域で自然農法や有機栽培で野菜を育てていましたが、昼夜の寒暖の差が大きく「丹波霧」の発生等による日照不足や獣害、農地が点在していることなどから、2013年に京都市西京区大原野へお引っ越し。

土づくりからの農業

霧が少なく日照時間が長いこの土地は、昔は水田でした。そのため、当初は水はけがかなり悪く、雨降り後はカチカチの粘土のような土壌でした。そこで、岩盤を割り、ミミズ糞や廃菌床を土に混ぜ込み土壌づくりから始められたそうです。

5年経た今では、随分と「土」になり、ハウスの中ではトマトが赤く輝いています。

 

女子が活躍する畑

事業所では半分以上が女性。中には中国人の方もいらっしゃいます。「女性の方が優秀な方が多いし、根性がある。」と近藤さん。農業は地味に大変な仕事で、力も知識も必要です。

「ベンチャー事業所なので、即戦力になるような人を、と採用すると、なぜか女性が多くしかも長く働いてくれるんですよ。」とおっしゃるように、30代~40代の女性中心に活躍。オーガニックは女子力!!ですね。

いざ!野菜ハウスの中へ

滝山香里さんと福田泰子さん、女子2人が担当するベビーリーフのハウスへ案内してもらいました。

ハウスは二重扉。ここで虫の侵入を防ぐそうです。温度に湿度、光の量などが表示されるパネルをチェックしてから、中に入ります。台の上にベビーリーフがすくすくと育っています。

そして、その横には黄色に光輝く灯りが。。。これは、「光防大使(こうぼうたいし)」という、光が好きな虫の特性を利用した害虫対策グッズ。黄色の光で虫を誘い出し、近づいてきたら、ファンの風で下のネットに捕獲する、という優れもの。

野菜、つまみ食いしたのはだぁ~れ?

「あ~、キレイにたべられてる!」と穴の開いた水菜を摘み取る滝山さん。この葉を食べた犯人は、「キスジハムシ」。背中に黄色のスジがあるので、「キスジ」なんだそうです。「こっちが結構たべられてる、あ、こっちも」、と言いながら2人で作業開始。

こういった穴の開いた葉は、収穫したあと丁寧に取り除かれ、袋詰めされます。残ってしまうこともたまにあるそうですが、オーガニックですから、ね。 

高級トマトと軟弱レタス

トマトは市場価格が高く、ベビーリーフは低め。なので、トマトハウスは設備が良く、こちらのハウスはお金をかけてもらえないそうです。こんなところにも格差が!?と笑いながら、「ベビーリーフの地位向上委員会」がこの度2名で発足されました!なんか、楽しい!

今度、近所のスーパーで買って応援します。

オーガニックnicoの野菜が買える場所

オーガニックnicoの野菜が買える場所は、洛西ニュータウン内のスーパー、全日食や生協などです。

ネット通販や東京などでも販売したことがあったそうですが、今は主に地産地消で、遠くても大阪まで。遠くなると鮮度も落ちるし、流通のお金もかかりますからね。結局それが食べる人の負担になるから、できるだけ地元で販売するようにしているそうです。

有機野菜のシェア25%へ!

社名の「nico(ニコ)」は、国内の有機農産物の占める割合を、2025年までに25%に、とい思いが込められています。現在の有機農産物のシェアは僅か1%。生協のように、有機JASコーナーがあるところは稀で、野菜を買う時の選択肢が少ないのが現状です。

次の世代につながる農業、ちーびずも応援させてもらいます。

頑張れ!「2525(ニコニコ)運動」!!

この記事のちーびず団体

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〒6101132 京都市西京区大原野灰方町128番地
TEL:075-963-5260
FAX:075-320-2546
Mail:info@organic-nico.com
滝山 香里
滝山 香里

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