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2018年04月17日 | 未分類
スゴいぞ京都!使用済み食用油からつくるバイオディーゼル燃料を海外に輸出
この記事に登場するちーびずさん
越川哲也さん(株式会社レボインターナショナル)
越川哲也さん(株式会社レボインターナショナル)廃食用油からバイオディーゼル燃料を!
ジェットエンジンにも使えるような燃料を作り出すことを目標に、事業を拡大されています!

しょ1月17日は関西に暮らす人にとっては忘れることができない日です。

京都の学校に通っていた自分も、鉄道が寸断され、神戸から通っていた友人と何日か音信不通になったことを今でも思い出します。

そんな、阪神淡路大震災。燃料の不足も深刻なものでした。「軽油、ガソリンが被災者にいかなかった。震災の時でも集めたてんぷら油を使って、重機やバス、トラックが動けばもっと人の助けになる。」そんな熱い想いが活動の原点、レボインターナショナルの越川哲也社長へのインタビューです。

本題に入る前に。

京都府内には、廃食用油からバイオディーゼル燃料を作り出している循環のシステムが出来上がりつつある、そんなお話をちーびず推進員、蒲田さんのインタビューで書きました。NPO法人丹後の自然を守る会が主導し、住民自らが油を回収する、そんな仕組みがあちこちで出来上がりつつあります。

ところが、実際の回収には丹後から京都府内各地に出向くのは難しい。そんな中で、実際の回収を請け負い、さらに全国各地にこの回収の仕組みを広げ、精製されたバイオディーゼル燃料を海外に販売している会社が今回取材に訪れたレボインターナショナルさんです。

 

さて、改めて廃食用油について考えてみましょう。

てんぷらを揚げる時に使った油をどのように処理していますか?固めたり、紙パックに吸わせたりして燃えるゴミとして処理しているかもしれません。最悪な場合は水道に流している人もまだいるかもしれませんね。

これが故郷の海を汚している一つの原因。NPO法人丹後の自然を守る会さんの活動原点でした。

地球にも優しく私たちの生活にも役立つ使い方、それが、廃食用油からのバイオディーゼル燃料の製造です。

 

もともとは土建屋さん。でも震災で燃料が無くなった時…

もともとは土木建設に携わっていたという越川さん。物心ついた時から開発による森林破壊・自然環境破壊を目の当たりにし、自然保護・環境汚染対策へ関心を持つようになったそうです。そして、この活動に関わるようになった直接のきっかけは阪神淡路大震災でした。

「軽油、ガソリンが被災者に行きわたらなかった。震災の時でも集めたてんぷら油を使って、重機やバス、トラックが動けばもっと人の助けになる。」と。

 

ディーゼルは黒煙が出るものですが、廃食用油から作るこの燃料に変えると黒煙がほぼ出ません。

「ゴミが資源になるし低公害だしで、これは普及させなあかんと思った。」

しかし、今のように普及するまで、その道のりは決して楽なものではなかったようです。

 

バイオディーゼル燃料に関わることになったきっかけ

越川社長とバイオディーゼル燃料との出会いは20数年前。以前関わっていたレーシングチームに、京大のラボでできたバイオディーゼルで「動くかどうか試してくれんか?」と言われたのがバイオディーゼル燃料に関わるきっかけとなりました。

阪神淡路大震災を経験し、バイオディーゼル燃料の開発に関わる中で平成8年に京都市からゴミ収集車全車にこの燃料を使用したいという申し出があったそうで、そこからは徐々に需要が増えて行ったそうです。

ところが、回収のシステムだけは構築が難しかった。「毎晩自治会を回ってコツコツやりながら回収活動をやってきた。」と語る越川社長。1日5千Lのてんぷら油が必要で、それを集めてくるのは多くの苦労があったようです。

自前で軽トラにドラム缶を積んでからスタートしたこの活動。
今では、レボインターナショナルが窓口となって日本全国から続々と廃食用油がやってきます。

 

日本国内ではディーゼルの評判は良くなかった

燃料の研究はとことんしてきましたが、日本ではディーゼルの評判はあまり良くありませんでした。

市バスやゴミ収集車に使われてきたバイオディーゼル燃料ですが、さらに普及させるためには高速道路での安全性を証明する必要があったそうです。

 

「ドイツからカローラのディーゼルエンジンを逆輸入してテストしたり、世界で一番過酷と言われるパリダカールラリーにバイオディーゼル燃料100%で世界初出場し、一つ一つの実績を残していきました。」

 

最終的にはル・マン24時間に出るのが目標と語る越川さん。バイオディーゼル燃料で走るレーシングカーがル・マンで走る姿を是非テレビで見たいものですね。

油の回収は簡単ではない

家庭内で多く出る廃食用油も、回収するのは簡単ではありません。環境に良いとわかっていてもただ回収するために一手間掛かったりすると、つい億劫になってしまいますよね。

「地域の取り組みとしては、京都サンガの試合がある時に地域のてんぷら油を持ってきて頂いて、その代わり入場券を渡しています。」

こうして回収された廃食用油は京都サンガの選手が移動するバスにも使用されていたそうです。

 

廃棄物と言われていたものは資源として

資源を循環させる為の仕事は、今や再生可能エネルギーと自動車メーカーが一緒にやっていけるような大きなうねりにもなってきました。

「水素含め、バイオ燃料をほぼ全てゴミから作っていくという循環を2年後ぐらいには大々的に発表できると思う」

「てんぷら油を原料にジェット燃料まで作れるというのを日本初で成し遂げたい」

私たちの出したゴミがジェット燃料となって活用されると思うとワクワクしますね。また越川さんは、東南アジア含め世界各国の原料資源があるところにこの技術を持って行って、植物を植えて地産地消のエネルギーとして循環させていくことも目指しておられます。砂漠で植えて、砂漠を緑化しながら世界のエネルギー需要を賄っていく、そんな素敵な未来はそう遠くないかもしれません。

この記事のちーびず団体

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越川哲也
越川哲也

ちーびず推進員メモ

井上 淳
by
いのうえと申します。二代目ちーびず推進員の一人ですが、推進員の中でも下っ端を自負しております。お仕事は幅広くデザインのことをかじっております。両親は九州と中国地方出身、私は京都府出身京都市在住。実は、遊牧民のような出自のせいか、京都府各地のことはよく知らないことばかりなのです。。。

コラボ推進員

蒲田充弘
京都府の北部を中心に様々なちーびず団体のコラボレーションを推進しています。