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オーガニックをもっと身近に!京都オーガニックアクション応援カフェin南丹八木
この記事に登場するちーびずさん
鈴木 健太郎さん(京都オーガニックアクション)
鈴木 健太郎さん(京都オーガニックアクション)京都オーガニックアクションの発起人。南丹八木を拠点に、移動の八百屋さん369(ミロク)商店を経営。思いは熱く!人と人を結ぶ企画に、これからの活動の広がりを期待!
平松 ようすけさん(京都オーガニックアクション)
平松 ようすけさん(京都オーガニックアクション)京都オーガニックアクションメンバー。株式会社坂ノ途中取締役。京都でオーガニックの野菜といえば、坂ノ途中、と言われる知名度を持ちながらも、さらなる農家とバイヤーの連携を目指します。京都市を拠点に、環境負担の少ない農業にチャレンジする人を増やすべく、オーガニック農産物の販売を行っています。

オーガニック野菜と聞いて、どのような印象を受けますか?

健康志向、減農薬、無農薬など、安心して食べられるイメージの一方、近くでは買えない、形が悪い、虫がついてるかも?!そして値段が高い。

『当然です、オーガニックは一般的に売られている野菜より手間がかかっているのです。高くても、遠くまででも買いに行きましょう!!』

オーガニックと言われて、私は正直こういうイメージをしていました、そして、応援カフェでこの誤解は解けました!

京都ちーびずで応援するのは、「普段使い」です。オーガニックの野菜を求めている人が、普段使いできる事をめざす!これがテーマです。この美味しそうな野菜たちは、(株)坂ノ途中で扱っておられます。

農家の高齢化、後継者不足。そんな中、京都にもたくさんの情熱を持った新規就農者が頑張っておられるのをご存知でしょうか?応援カフェ会場となった新庄郷育館(旧新庄小学校)のある南丹市八木町や、お隣の亀岡市周辺だけでもオーガニックに特化した野菜を栽培されている農家さんは20軒程あるそうです。その中の5~6軒がここ2年のうちに新規就農されたんだとか。急成長中って感じですね!

出来る限り自然に近い野菜を適正な価格で消費者に届けたい生産者。オーガニック野菜をふんだんに使ってこだわりの料理を提供したいレストラン、我が子に安全な野菜を食べさせたいお母さん。

その両者の橋渡しの取組みに挑戦されているのが京都オーガニックアクション(以下KOA)です。京都ちーびずでは、是非ともこの取組みをたくさんの方に知って頂きたいと、京都ちーびず応援カフェを開催しました。

小規模だけど幅広い顔ぶれ

年齢も、職種も、大変幅広い方々のご参加がありました。

農業に従事されている方はもちろん、遠くは兵庫県篠山市からの参加もあり「京都ちーびず」の認知度が広がっている事にびっくりしました!

この後の意見交流会も期待できそう!

今回は、いつも班ごとに行う自己紹介も全員で聞く事ができ、多彩なお話が伺えて楽しかったです。

ニーズは着実にオーガニックに向かっている

話しておられるのが、KOA発起人の鈴木さんです。

369(ミロク)商店という八百屋さんでこだわりの野菜たちを扱っておられます。

鈴木さんと、KOAに同じく携わっておられる、株式会社坂ノ途中 取締役 平松さんのお二人による30分のプレゼンテーション。

オーガニックの野菜は、農薬に頼らない分、作り手が何処にこだわりを持っているかによって非常に個性がでやすいそうです。生産者、というよりむしろ作家に近いオリジナリティー!

しかし、その分一般の野菜と同じ土俵に上がる事は少ないといいます。裏の側面から言えば、農薬を使った計画的な安定供給(価格の安定)や、病害虫被害の少ない綺麗な野菜に消費者が安心を得るという事も言えます。

つまり、まだまだ作っている人、買っている人は、少数派。

流通や販売促進のシステムも整備途上。そして、農家さんたちも、悪戦苦闘の毎日です。手間暇のかかる栽培だけではなく、商品の受発注に、パッケージも自分で考えないといけません。それに、栽培方法の研究を怠ると死活問題です。これだけしても、「オーガニック野菜が欲しい!」という売り先の確保が難しい。そしてまた、ニーズは確実にあるんだけど、買いたい人もどうやって農家さんを探していいのか分からない!うーん、もどかしいですね!!

そんな農家さんの苦悩を知る鈴木さん。こだわりを持って野菜を作っている人や、その野菜を使いたいと思う人たちの交流の場をつくりたい!KOAの発想の発端はそこからだったとか。

呼びかけの結果「百姓一喜」と名付けた大宴会に、なんとなんと、農業関係者はじめ、70人もの参加で大成功!この中に、現KOAのメンバーが全て揃っていたとか。ここから、不思議な縁で短期間にどんどん活動が広がります。

本来、競争相手であるバイヤー同士が生産者情報や流通システムを共有しようという取り組みです。

たくさんの農家さんからの集荷まで、鈴木さんがしてしまうと輸送費が全ての野菜に乗り「野菜の単価上昇」になります。

なので、集荷ステーションを設け、各農家さんからはそこまで持って来てもらう。そしてKOAが1コンテナあたりの輸送費を設定し、需要の多い京都へ運ぶというものです。

また作る人と売る人がオンラインで情報を共有して、今どんな野菜がどこにどれだけあるかをシステム内の誰でもが閲覧、編集できる仕組みです。お互いの信頼関係によるところが大きいですが、画期的です!

オーガニック野菜が高価で特別な野菜から、欲しい人に届きやすい身近な野菜になるには、多くの農家さんが負担なく売れて、「オーガニックならここに聞けばなんでもわかる」という所がある事が大事だと感じました。

ビオスイーツ菓歩菓歩さんのマロンシュークリーム!

集荷ステーションの一つ、京丹波町和知のビオスイーツ菓歩菓歩さんのお菓子でティータイム!(もちろんオーガニックの材料を使っておられます!)

半分これが楽しみで参加している・・・あっ、冗談ですよ!

・・・案の定、写真を撮り忘れて食べてしまい、堤推進員から写真をご提供いただきました、すみませんでした^^;

そもそも、オーガニックって?

我が子に食べさせられる野菜を作る事。たくさん収穫できたから、食べきれない野菜を売る事。これって、田舎ではごく当たり前な事です。売るものと、自分が食べるものを区別しないで作られていると知るだけでも、安心できます。

私も主人の手伝いで、慣れない田んぼに入って4年ほどになります。労力はいるし農薬も少しは使っていますが、我が子に安心して食べさせたい。多少害虫被害もあるので、売る時には価格が下がるリスクしかないです。買うお米より安いかというと、作る方がコストがかかる事もあります。でも、自分の口に入れるものを作るというのは、そういう事だと思います。だからこそ、そんな野菜に価値があると知ってる人からのニーズは益々増えているのですね。

必ずしも、オーガニック野菜を求める消費者が、厳しい基準をクリアした野菜だけを求めているのではないという事実も、この応援カフェで知りました。

キーは「地域ブランド化」

オーガニックを名乗るには、とても厳しい基準があるんだそうです。KOAで扱っておられる商品に、厳密にその規格通りのものは少ないそうです。交流会では、呼称「オーガニック」に代わる、何か独自の基準かブランドのようなものは出来ないか?という意見が多数出ました。大きな組織で作られた基準は時として、本来の「農家を守る」役割とはかけ離れる事もあると思います。

これがもし実現すればオーガニックがもっと身近になるチャンスですね!

他にも、貴重な議論や意見が尽きません。皆さん、熱い思いを持っていらしてる方が多かったのか、話し出したら止まりません(笑)本当に勉強になりました。まだ書き足りませんが、ご興味のある方は是非下のリンクより情報を得ていただければと思います。

KOAの様な広範囲を包括した取組みは、京都ちーびず的にも注目度はどんどん高くなりそうです。

最後に

大変熱のこもった応援カフェ、終了後も交流の場としてしばらく盛り上がっていて、とても嬉しくなりました。これも応援カフェの目的のひとつとして、たくさんの方にご参加いただければと思いました。お近くで開催の時は、是非ご参加ください!

この記事のちーびず団体

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渡辺 典子
by
三児の母ちゃん並びにフリーのデザイナーをしています。お話をたくさん伺って、その地域や人の「思い」を「見える形」「伝わる物」に変換していくことを生業としています。推進員活動では、ちーびずのPR・広報をがんばります!