>>
2018年03月26日 | コミュニティカフェ
アート力でカッコ良く再生、木津川市の情報発信基地「キチキチ」
この記事に登場するちーびずさん
加藤史江さん(木津川市情報発信基地キチキチプロジェクト)
加藤史江さん(木津川市情報発信基地キチキチプロジェクト)木津川市で楽しいことを実現しようとする人を応援するプロジェクト。子育て世代、アート、農業などのグループの基地が集まった場所です。木津川市の情報発信にも取り組んでいます。
福田藍さん(木津川市情報発信基地キチキチプロジェクト)
福田藍さん(木津川市情報発信基地キチキチプロジェクト)

京都府最南端の木津川市で、元々行政機関だった古い建物を自らの手でリノベーションし、“木津川市の情報発信基地”としてカフェ営業や、地域の人々や子育て世代の方々の交流の場、アートや農家の方々の情報発信のコーディネート等を開始された『キチキチプロジェクト』を取材しました!

 

県庁や市役所の周辺には大概、官公庁が集まっている様に思います。

知らない町を車で通ると街の景色がそれまでと一変して無機質な建物が数件固まり何か違った雰囲気。よく見ると行政機関だった、という事が良くあります。

木津川市も同じく、市役所の周辺には警察署や簡易裁判所、市役所別館等々立ち並び、なんとなく色気の無いエリア。

キチキチもその一角。元々検察庁だった2階建ての古びた建物で、「キチキチ」として生まれ変わる、という噂を聞くまで正直その存在さえも気が付いていませんでした。 

・・・なんでまた、そんな場所に??しかもお世辞でも“素敵!!”と言いづらいような(失礼!)あまりにも色気無く、質素な、温度の感じない箱のような建物。

と、私なんかは感じていました。

ただ、その見方はやはり素人目線だった、て事を、お話を伺って実感しました。

「キチキチプロジェクトチーム」代表の佐藤啓子さん。

本業はデザイナー、ガーデンフォトグラファー。同じくデザイナーのご主人と共に大阪でデザイン会社を運営されています。特に近代建築やイギリスの庭園には造詣が深く、著書も多いです。

長くデザイン業界で仕事をするうち、古く、モダンな建物に様々なイベントを仕掛け、まちづくりに繋がる活動も始められる。建築されてからかなりの年数が経ち、だんだんと朽ちていく古い建物でです。

どんどんと新しく建て替えられる。便利で快適な住環境を必要とする人々の存在も受け入れながら、それでも、その中でも数十年、数百年前の建築物の持つ価値を見出し、何とか現代の方達にも知って欲しい、来て欲しい、活用して欲しい、との想いで色んなアイデアで古い建物に新しい風を吹かせる。それが結果としてその場所に人が集まり、賑わいを作り多くの方がその価値を共有出来る。

 そんな活動を続けて行く中で、京都府や佐藤さんの地元木津川市など、行政が発信する大規模のイベント等の企画や実行委員などを任され、本格的に“まちづくり”に関わられる事になりました。

様々なワークショップやイベントの制作側の中心となり、一般市民をどんどんと巻き込み、大きな輪をつくりだす。佐藤さんの手腕で側から見ても、そのプロジェクトがとても魅力あるものに映ってくる。

 「キチキチプロジェクト」もその一つ。

私から見ると、無機質な味気のない古びた建物。そこを“保存”し“活用”する、『使える建物をカッコよく使いたい』と言う佐藤さんの想いから始まり、地元の有志達が集まり工務店さん指導の下、手作業でリノベーション。

“若い子育て中のママさんたちがゆっくり集える場所”をと言う想いで1階にはフローリングのフラットな部屋が。ママ友たちとそこでお喋り出来たり、サークル活動やちょっとした打合せの場所等、交流スペースとして低料金で借りられます。

又“地域の農家さんが作った野菜をPR出来る場所、食べられる場所”という事でカフェスペースもあります。

そこは月曜日から金曜日、毎日日替わりでランチが楽しめます。勿論使う野菜は出来る限り地元産!米は山城町の米農家さんの米。

ランチの他に軽食やスィーツ(木津川市のパン屋さんのトースト、木津川市の碾茶農家「森田製茶」さんの抹茶ラテ等)この場所ならではのメニューがたくさん!夏は地元産の大豆を挽いたきな粉たっぷりのかき氷でしたが、丁度今の時期は、市内の和菓子屋さんの餅と小豆で作った善哉が美味しそうでした!

何より驚いたのは、置いてあるイスやテーブル、物置台や装飾台など要所要所に使われている家具は殆ど戴き物だそうです!印象に残ったのは、とある廃校になった小学校に置きっぱなしになっていた古い道具を(関係各所の許可を貰い)引き取り、それも又磨きをかけ柿渋を塗り新しく蘇らせる。そんなモノがあちこちに見られ、とてもおしゃれに置かれていました。

 そして、大事なコンセプト。

ここの場所を『木津川市の情報発信基地』とし、市内を中心としたイベントや教室、サークルの宣伝チラシ、お店のチラシ、アートイベントのチラシ等々沢山置かれていて、“ここに来たら何か情報が受け取れる”ことを予感させてくれる場所としてアピールされています。

*ここに、「京都ちーびず」のカタログ冊子やちーびずイベントのチラシも置かせて貰っていますよ!是非手に取って御覧下さい!

そして、忘れてならない事がもう一つ。

およそ9年前から始まった、木津川市の一大イベント『木津川アート/木津川アートプロジェクト』(隔年開催)。

“アートの力で、わたしたちのまちに光をあてる芸術祭”というコピーを見つけました。

やはりこちらも、良くあるアートイベント、ではなく“まちづくり”がコンセプト。

アートを通してまちの魅力、人の魅力、食の魅力が体感出来る。

木津川アートの総合プロデューサーも務める佐藤さん。「キチキチ」にも繋がります。

木津川アートが開催される度に毎回“人の環”が広がっていく。それによってまちの魅力が拡散される。

色々なアーティストやスタッフ、市民ボランティアが集まる場所(基地)

まちの魅力を発信する基地、としてキチキチは在ります!

 

この記事のちーびず団体

chii-information
〒6190214 京都府木津川市木津南垣外南垣外15−2
TEL:090ー6607ー9191
営業時間11:00〜16:00
定休日: 土曜日 日曜日 祝祭日
加藤史江
加藤史江
堤明日香
by
京都府南部、山城地方のちーびずを応援しています!地域の美味しい食材、大切に遺していきたい地域の宝(人)を見つけ出すことが得意です。ちーたびやマルシェの実践回数、情報も豊富。山城地方でちーびずにチャレンジしてみようかな、と言う方、是非一緒に盛り上げて行きましょう!
山城ごはん、ホームページはこちら:https://shop.yamashiro-gohan.com