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亀岡市神前(こうざき)地域の交流拠点「cafe nouka」を訪ねて
この記事に登場するちーびずさん
森 亀好さん(cafe nouka)
森 亀好さん(cafe nouka)「こんなん、できたら面白いんちゃうかなー?!」お話の中に次々楽しいアイディアが!

cafe nouka・・・農家?

そう、農家。

その名の通り、自家栽培や、地域でとれた野菜をふんだんに使ったランチ、ドリンクのメニューが豊富なカフェです。森亀好さんご夫妻が農業の傍ら営んでおられる人気店。今度こそ10食限定のランチを!開店時間めがけて2度目の訪問。

 

稲刈りが終わり、籾摺り(玄米にする作業)が終わると、農家としてはほっと一息、慌ただしさからようやく解放されます。

亀岡市宮前町 神前(こうざき)。

ちーびずでは「チョロギ村」でおなじみとなっている薬草の村、砥石の産地としても有名で、ちょろぎや金時生姜、お米の栽培などが盛んな地域です。

 

▲神前地区の入り口にある看板。

▲古民家を改修された落ち着いた佇まいの外観。

まずは地域で取れた野菜から

カフェ人気の週替わりランチ。良かった!無事注文できました。前回はすでに完売。。。リベンジ成功です。

献立はどのように決めるのか伺ってみました。

するとここで農家のこだわり!前日、前々日に畑で採れた野菜、神前で採れた地元食材をどう料理するか、という所が献立の起点だそうです。今、一番美味しいものを戴く!当然、旬を味わう季節感が満喫できます。

野菜はもちろんですが、ランチに使われる「神前米」は森さんご自身で手塩にかけて育てられています。

主人の手伝いで今年コンバインデビューを果たしてしまった私、しばし米の話題で意気投合!

米も野菜も、安心して食べられるものを。その思いに私も大変共感しました。食材調達は、まず自家栽培から。そして地元神前で譲ってもらった信頼できる野菜を。それもなければ、やはり亀岡産にはこだわりたい。食材への愛が、さらにその良さを引き立てます。

▲野菜、神前米の販売も。

 

素材を引きたてる香り!

▲さつまいものコロッケ!サラダ、野菜の和え物が3種にお味噌汁とお漬物。香りに変化があり、食べていて楽しい、秋を感じるランチです。

自家栽培の金時生姜はお料理にも使われていますが、自家製の生姜シロップのジンジャーエールは、今まで味わった事がない濃厚な生姜の風味!

チョロギパウダー入りのワッフル。さすがチョロギ村人!ちょろぎは物忘れに効能があると近年言われているそうです!癖がないのでスイーツとも相性良いのですね!

とにかく温かみのあるお店

ご夫婦が並なみならぬ愛を持って作られているのは食べ物だけではありません。

長年、亀岡市役所にお勤めだった森さんが早期退職され、自宅前の古民家を改修して念願のカフェをオープンされたのはこの春。

準備期間はおよそ9ヶ月。その間、農業の傍らアルバイト、そして古民家の改修。

お店のテーブルや棚、カウンター等の木工品は、地元の方から譲ってもらった木材で森さんが手作りされたものがほとんどだそうです。「もくの森」というブランドで、製作品もどんどん売れているんだとか!

▲前回ディスプレイされていたこの棚も、売れてなくなっていました。

「この白壁は私が塗ったんですよ」と、奥様の和子さん。本当にご夫婦が手作りで作られた夢のカフェだったんですね。

お話をさせていただくと、色んな引き出しをお持ちで話が尽きないお二人ですが、厨房で調理をされる姿は穏やかで、信頼しあって調理されている雰囲気が大変印象に残りました。出てくるお料理もおいしいはずです。

地域での役割

チョロギ村の村人としても活動されている森さんご夫妻。地域活性化にも積極的です。

土木一筋で長年お勤めになった市役所では、退職前の1年間はご自身の希望が叶い、観光戦略課へ。大きなプロジェクトも手がけられたのだとか。そうしてできたたくさんの人との繋がりは、宝物だとおっしゃいます。

このカフェを通じて、たくさんの人の交流の場に。そんな思いもまたカフェの至る所から感じることができました。

ギャラリーとしてお店の二階を利用する企画が進行していたり、

お年寄りが気軽に集えるような場づくりにするために、いろんな案を練っておられたり。

作家さんの作品もたくさん展示販売されています。

▲陶器ギャラリースペースも素敵!

楽しげに地域の未来を語られる森さんと、明るく人が集い合うカフェづくりを支えておられる和子さん。すっかりお二人のファンになってしまいました!そして、森さんが力を込めて言われた事。

「本物の百姓にならなアカンと思っています!」

なるほど。農業って難しいですよね。一農業従事者として森さんの意気込みに共感したつもりでしたが、森さんの鋭い ツッコミはこうでした。

「百姓ってどういう意味か知ってはりますか?」

え?農業する人ですよね。

森さんいわく、本来、百姓とは100(いわゆる『多くの』という意味)の仕事を生業とする人の事だそうです。簡単にいうと、なんでも出来る人。自給自足ですね!!多少不恰好でも、自分で作ったものなら自信を持って提供できる。それが農業だったり、DIYだったり、チョロギ村や、ギャラリーの企画等につながっているのだと感じました。

まだまだ産声をあげたばかりのcafe noukaさん。これからどんな素敵な繋がりが、この場で生まれるのか楽しみです!

この記事のちーびず団体

chii-information
亀岡市宮前町神前障子53番
TEL:0771-26-5648
営業時間11:00〜16:00
定休日: 日曜日 月曜日 火曜日
森 亀好
森 亀好
渡辺 典子
by
三児の母ちゃん並びにフリーのデザイナーをしています。お話をたくさん伺って、その地域や人の「思い」を「見える形」「伝わる物」に変換していくことを生業としています。推進員活動では、ちーびずのPR・広報をがんばります!