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2017年08月04日 | ちーびず
八幡市男山団地の「台所」、お弁当の宅配行って来まーす!
この記事に登場するちーびずさん
山本 陽子理事長さん(NPO法人 Joint Joy)
山本 陽子理事長さん(NPO法人 Joint Joy)八幡市男山団地で「地域の台所」として食を支える。障がいを持つ利用者さんらと共におむすびやスイーツ販売、お弁当の宅配サービスなどで活躍する理事長。パワフル女子!

八幡市男山団地の中にあるショッピングセンターは、知る人ぞ知る、地元民の御用達的な場所に立地。そこにちょっぴり目立つ暖簾と可愛い看板。そして店頭には利用者さんらが作っている新鮮野菜が立ち並ぶ『おこめ工房とお菓子のお店「Joint Joy(ジョイントジョイ)」』があります。

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「利用者さんらが作った」というのは・・・そうなんです、ここは、障がい者の就労支援を目的とした障がい者福祉サービス事業所で、特定非営利活動法人JointJoy(ジョイントジョイ)。Joint=つなぐ、Joy=喜び、楽しみ。喜びを繋ぐ。とっても素敵な名前です!

障がいがある方が色々な人と出会い縁が繋がる、そして社会とも繋がって共生する。JointJoyの役目は、その縁を繋ぐ事を徹底し、利用者さんらお一人おひとりとじっくり向き合い、社会に出て行く後押しをすることとおっしゃる、理事長の山本陽子さんからお話をうかがいました。

「雨降ってるよー。長靴はいて行きやぁ」

と今から食事の宅配サービスカーに乗り込む利用者さんらに優しく声かける山本理事長。

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JointJoyの看板娘??、いつお邪魔しても太陽のような明るい笑顔。そして利用者さんらにとっては「日中のおかあさん」。

宅配弁当や看板商品のおむすび、お菓子の製造は専門家の指導の下、利用者さんらが厨房で作業中。量を計るのが得意な人、味付けするのが得意な人、弁当パックに素材を均等に分けて行くのが得意な人等々、様々。

その得意分野も日によって変わることもあるとか。

上手く出来ると共に喜び、褒め、機嫌が悪くて作業が進まない時は容赦なく叱る。本当に母親の様です。

さてさて、JointJoyさんは、場所もさることながら、おむすびやお弁当に使う素材にはすごーいこだわりが!

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おむすびは、可愛い見た目ばかりではなく、「一つのおむすびにできるだけ栄養をたくさん詰め込みたい」とのこだわりで、出来るだけ地元の具材をたっぷり入れ、量をたくさん食べられないご年配や、忙しくておかずの数を増やせない働く主婦らに重宝がられています。そしてなんと、使うお米は地元八幡市のお米マイスターのお米屋さん「玄米屋ウエトミ」がJointJoyさんの為にブレンドしたオリジナルブレンド米です。

又、同じく利用者さんらが作った野菜、果物や地元食材にこだわる焼き菓子も大人気!

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元有名ホテルのパティシエだった方も定期的にボランティアで技術指導に来られているとかで、とてもクオリティが高い!

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この、城陽市の特産いちじく(ドライ)がゴロッと入った「いちじくガレット」は、「京都府庁の女子らがイチオシする「ちーびず製品48選カタログ」にも掲載!人気でしたよー♪

さてさて、今回は、JointJoyさんの事業の中でも特に、最近じわじわとオーダーの量が増え、「美味しくて便利!」と人気が出て来ている「お弁当の宅配サービス」を、取材させてもらいました。

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朝9時半頃お伺いすると、もうすでに厨房の中は喧々騒々。

スタッフさん、利用者さんらそれぞれが自分の担当作業を着々とこなされていました。

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少し厨房の様子を撮影させてもらった後、ショッピングセンターの数軒隣に同法人が1年程前にオープンしたカフェ「結楽堂」(←JointJoyの和名!)に移動。

ここは、お菓子工房兼イートインカフェ。全10席程度ですが、高齢者の方々やお菓子好きな親子らにも、地域の居場所として少しずつ認知されています。

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さて、いよいよ、宅配の第一便出発。そろーりと後からついて行かせて貰らいました。

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配達先は男山団地内。計画戸数8000戸以上の団地の道路は、まるで迷路のようで、宅配の車の後ろをついて行くだけで必死でした。

こちらの団地。住民の高齢化により増える空き家問題。最近でこそ、NPO団体などの手により若者世帯の入居者受け入れを促進するような活動が活発に行われてはいますが、団地も広く、JointJoyが入居するショッピングセンター周辺は高齢者世帯が多いところです。

この日配達を申し込んでおられたお客様。こちらのお客様は何と毎日注文!

「はいはい、おおきに」

いつものお弁当をいつもの様子で受け取る。その時に配達されるスタッフと一言二言会話する。

「今日はいつもの人とちゃうんかいな」「はい、〇〇さんは今日は休みなんです・・」

大概、他のお客様もお弁当を届ける時にお互い声をかけられます。写真の方もそうですが、お独り世帯が多い。一日中家の中で独り過ごすこともたびたび。この日は、週に一度麻雀サークルに出かける日だから、と楽しそうに会話。配達してくれるJointJoyのスタッフとの会話もかけがえのない時間になっているに違いないと思いました。

お弁当宅配は、1食480円(*おかずのみの場合380円)。最初はここの利用者さんらの給食として作られていましたが、昼食用におむすびを買われるお独り住まいの方にも同じ給食を提供したくなり、お一人のお客様から始まりました。一人また一人とお声がかかるようになり、現在は平日40食前後を宅配されています。なので配達時間に余裕がなく、その場でのお金のやり取りを極力減らすように、ポイント付き10枚綴りのチケット制に、店頭にとりに来られるお客様には、1回につきスタンプ1個、10個たまるとおむすび1個のサービス等々、少しでも継続して楽しく利用してもらう工夫がされています。

「働く主婦の方向けに、例えばレトルトのお惣菜を作ってみては?」「配達を手伝ってくれる子育てママさんには、お金ではなくおかずを一品差し上げるとか・・」等々、アイデアを出させてもらうと、「ほんまや!チャレンジしてみよかしら!」と前向きな山本理事長。

「地域の台所としての役割を担いたい」という想いで、この先もどんどんと突き進んで行かれるパワーを感じました。

この記事のちーびず団体

chii-information
〒6148376 八幡市男山竹園2-1 A03-110
TEL:075-981-2111
営業時間09:30〜17:00
定休日: 日曜日
山本 陽子理事長
山本 陽子理事長

ちーびず推進員メモ

堤明日香
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京都府南部、山城地方のちーびずを応援しています!地域の美味しい食材、大切に遺していきたい地域の宝(人)を見つけ出すことが得意です。ちーたびやマルシェの実践回数、情報も豊富。山城地方でちーびずにチャレンジしてみようかな、と言う方、是非一緒に盛り上げて行きましょう!
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