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2017年07月25日 | ちーびず ちーびず感想記
お年寄りにあったかい食事を届けたい!南丹・美山を駆ける食の宅配「三色スミレ」
この記事に登場するちーびずさん
相楽 愛子さん(三色スミレ)
相楽 愛子さん(三色スミレ)南丹市美山で15年ほど前から食の宅配。事業所も工事現場も畑も配達先。人気のおばんざい真空パックの販売も開始。

きっかけは、それぞれの人生の転機。
これからを考えた時、お年寄りのことが浮かびました。ご家族の介護、仕事のこと、地域のこと。過ごした年月の分だけ、いいことも心配なことも見えています。
もともと、ママさんバレーのチームメイト。気の置けない仲間とあれやこれや話すうち・・・

20170612三色すみれ (3)

「地域のお年寄りに、ほっかほかの美味しいお弁当を届けたい!」

介護保険料額府内一高い南丹市の中でも、高齢化率は45%に届く勢いの美山町。約半分近くが65才以上です。
日本全体でみても平均寿命と健康寿命の差は10年。健康でいるための食事はとっても大事。
ところが、お年寄り世帯、独居世帯も多い、体調不良もある。同居はしていても若夫婦はみんな働きに・・・。
「あったもんで食べとこ。」の食事では健康に不安が。大手コンビニもなく、そもそも買い物も車がなくては・・・。

そうして、「三色スミレ」を立ち上げて15年。

最初の予想に反して増えていったのは、事業所さんと、そこにお勤めの方のお弁当。
地域の方のお昼ご飯にご自宅への配達はもちろん、作業されている工事現場、畑(笑)、一方向で片道20分ほどとかなり広範囲です。

20170612三色すみれ (2)

この日、取材陣もお弁当をいただきました。

お弁当

この日はかしわのカリカリ揚げ。その名も愛情弁当
ご飯ともで 500円、ご飯なしだと400円(共に税別)。美味しい!そして、う~満腹。
私の地元、そして今でいうママ友。美味しいのも、人柄も十分知ってます(笑)

20170612三色すみれ

この日、「ちーびずカタログ」撮影取材に同行していた井上推進員「このメニューの連絡先にある夜間と深夜って違いがあるんですか?」

へ?あ!そう言えば・・・。夜中も連絡あるんですよ。
弔事にも注文が入ってきます。以前は田舎の葬式と言えば、隣組や親戚が集まり、家族の食事からお葬式に関することを2~3日詰めて手伝ったものでした。今は子世代も都会にいることも多く、同居していても仕事が優先します。どこに何があるかわからない状態で葬送の準備。三色スミレさんが配食されてからは、ここが地域の台所。
人の最期は時間が読めません。段取りを相談する中で、食事のこと。明日の朝って言ってたら忘れるよ。今電話しとこう。こういうニーズは逃しません!「深夜」この2文字、助かります。←実感。

また、地域の気楽な集まりなどにはオードブル。田舎は法事・慶事の集まりの他にも、老人会、サロン、・・・減ったといってもいろんなコミュニティが活動しています。たまにみんなで食べる食事はより美味しい。
こちらは一人当たり1,000円(税別)から受注されています。

きっかけであったお年寄りへのお食事。これももちろん最重点。
お昼だけでなく、夕方にも配食注文が入ります。

お伺いした日も、テキパキと作業を進められるそばで、注文の電話がその作業を止めることもしばしば。

20170621三色すみれ (2)

お昼の配達が終わるとちょっと手のすく午後。代表の相模さんはご自身の畑で野菜作り。メニューに生かされているそうです。わ~大忙し。

Q、今までに高齢者への配食で印象的なことはありましたか?
A、脳梗塞になられた方があって・・・心配しながらお弁当を届けて声をかけていました。そうしたら、どんどん元気になられて!こちらまで嬉しくなりました。

お届けされるのは食事だけではありませんね。愛情と細やかな声かけ。
人との会話が減ってくる世代、「こんにちは~」と玄関で声をかけ中へ。お弁当を間にひとしきり会話が弾みます。確かな見守りにつながっています。

後日、夕食の配食に同行させていただきました。

20170621三色すみれ (9)

Q、どんな時にお弁当頼まれるんですか?
A、私も体調に波もあるし、お父さんのご飯は作れへん時もあります。子供も仕事で遅いときがあるのでね。年寄りは晩御飯が早いし。今からお父さんといただきます。美味しいしあったかいしね~、気さくに家まで届けてもらえてるし、ほんまに助かってます。

多分に、お弁当そのもの+三色スミレさんのお人柄によるものが大きそうですよ。

「たくさんは食べられないお年寄りもあり、ひとつをご夫婦ではんぶんこされるお家もあるんです。皆さんの様子は会話から把握できていますので、臨機応変なメニューで対応してます。」なんて、細やかなんでしょう。
そんなことを聞きながら外へ出るとちょうど17時を知らせる「夕焼け小焼け」。(点検も兼ねる防災行政無線)

20170621三色すみれ (1)

「次、待ったはると思うんで行きますね~」
ありがとうございました。みんなの笑顔の為にますます頑張ってくださいね!応援しています。

この記事のちーびず団体

chii-information
〒6010762 南丹市美山町鶴ヶ丘溝ノ下タ10-1
TEL:0771-76-9070
定休日: 日曜日 土曜日
相楽 愛子
相楽 愛子

ちーびず推進員メモ

京都府では、地域の課題解決・元気づくりを自立・継続して取り組む【ちーびず】を推進しています。
10名の京都ちーびず推進員がそれぞれの得意分野を生かして支援や広報をしています。
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竹嶋貴代美
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亀岡に生まれ育ち、美山に嫁いで三十余年。家業(電気・水道工事店)の傍ら、婦人会・PTA・自治会・商工会女性部などで地域活動に参画。現在は『老活サポート』もおこなっています。 『森の京都』地域を中心にちーびず活動をお手伝いします。
(有)竹島電機ホームページ:http://www.athome-nantan.com/

コラボ推進員

井上 淳
いのうえと申します。二代目ちーびず推進員の一人ですが、推進員の中でも下っ端を自負しております。お仕事は幅広くデザインのことをかじっております。両親は九州と中国地方出身、私は京都府出身京都市在住。実は、遊牧民のような出自のせいか、京都府各地のことはよく知らないことばかりなのです。。。