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2017年04月20日 | ちーびず ちーびず感想記
京都北山・京北の地紅茶とおもちゃ谷を楽しむ
この記事に登場するちーびずさん
勝山 善右衛門さん(京都地紅茶研究所建寿園)
勝山 善右衛門さん(京都地紅茶研究所建寿園)自家栽培で地紅茶製造。飲み比べ体験には海外からのお客様も。まち歩きマップも自作し地域全体をPR。

緑茶、ウーロン茶、紅茶。これらはすべて一本の茶木から作られるということをご存知でしょうか?その違いは葉ではなく製造工程にあることを。

今回ご紹介するのは、京都地紅茶研究所建寿園 勝山善右衛門さん。

20170324地紅茶 (5)

お住まいは京都市右京区京北下熊田。国道から奥まったこの地域で勝山さんが取り組まれているのは・・・

・稲作から茶葉栽培に転換し、そのお茶をツールとしてお客様に五感で楽しんでいただく。
・地域のアート作家さん、農家民宿と連携して、田舎の暮らしを多様に体験していただく。
・おもちゃ谷と名づけた地域のマップを作成し訪問者の滞在につなげる。

20170413地紅茶 (33)

勝山さん手作りの地域マップ。許可をいただいて掲載しています。なにやらおもしろそうな・・・「熱血もみじ」って!

20170319京北地紅茶-1

どうぞ~とご案内いただいたこちら。。。「化茶庵」
「何て読むかわかる?今まで読めたのは二人だけ。ヒントは私の呼び名」と言われて考える。
「え~っと(このユーモアたっぷりのマップを作る人だから・・・呼び名?かっちゃんと呼ばれるとホームページにはでていたな~・・・)け・ちゃ・あん・・・あ!かっちゃん!」
「正解!」 じ、冗談?(笑)しょっぱなからですか?緊張が一気にほぐれました(・・;)

下熊田地域とお茶の関係

お湯が沸く間にはお茶の歴史について。地図が出てきましたよ。

20170315地紅茶 (12)

丹波地方では昔から茶葉栽培が盛んでした。日本最古の茶園がある高雄の高山寺と、この地域にあるお寺は親戚関係だそうです。美山・大野地域のお茶は江戸時代末期には園部藩に重宝されていた記述もあり、その三か所がほぼ直線だと・・・。う~ん、何かある(笑)

緑茶だけでない、お茶の楽しみ

お茶の製造過程は、種類や地域によっても少しづつ違うようですが、一般的には摘んだ生葉を陰干し、揉み、そして発酵をとめる加熱と進んでいきます。その加熱のタイミングでお茶の種類が変わります。早いタイミングで加熱すると緑茶、少し後での加熱でウーロン茶、一番遅いタイミングで加熱すると紅茶となります。日本で作るから地紅茶や和紅茶とも言われるそうです。

また、新しい品種も植えつけられています。
それが、「べにふうき」。近年、花粉症のアレルギー症状を和らげるといわれて注目されています。
道の駅では数種類委託販売されていますが、このべにふうきが一番人気だそうです。

20170323ウッディ京北 (4)地紅茶

こちらはお茶製造場。
お茶の葉の水分とばす機械。なんと、一輪車部品やリサイクルなどで手作りです。

20170319京北地紅茶 (14)
お茶の葉を揉む。 これだけは手作り不可能。和束から購入。

20170413地紅茶 (24)

発酵させる棚 この空間が適度に風を通し、いい仕事をしてくれるそうです。

20170413地紅茶 (22)

乾燥室 なんと、高圧受電設備(キュービクルといいます)のリサイクル。

20170413地紅茶 (29)

ストーブは薪で。

20170413地紅茶 (28)

もうこのロゴはレアです。お宝です。

20170413地紅茶 (27)

五感で楽しむお茶は、おもちゃ

茶庵では「地紅茶聞香体験」をされています。
お茶の香りを聞く「聞香-もんこう」はお茶を味わう作法、台湾で50年ほど前に誕生したそうです。

さて、この日は梅が満開・・・ということでまずは「花湯」。

20170413地紅茶 (5)

お~梅の香りがしっかりと。「ばじめていただきました、花湯」「そうやろ、ばじめてやってみたんや」ま、また!(笑)

そして、1煎目。今日のお茶は昔からの渡来実生品種。「常蓮山」と名付けられています。

20170413地紅茶 (9)
茶器は「聞香杯」という専用のものだそうです。お茶の香りを楽しむためのもの。
縦長の器から移し替えていただくのですが、その前にまず香りを。
最初に聞く香りと、時間をおいて底からの香りを・・・あら、不思議。香ばしい?

20170413地紅茶 (10)

2煎目、へ~また変わってる。風味が・・・。ごめんなさい。語彙が少なくて伝えられません(・・;)

20170413地紅茶 (12)
温かい器が冷めてもまた変わってくるそうですが・・・すみません!もう鼻が・・・(笑)

20170413地紅茶 (8)

見ているのも楽しい♪

「10煎くらいで又香りが変わるんや。ま、飲む人はいいひんけどな。お腹ちゃぷちゃぷになるやろ」(笑)
ほんとに、どこまでが本気でどこまでがノリなのか・・・。とにかく、笑いが絶えない、手ブレで写真が・・・。

「なぜこれを始められたんですか?」
「うちのお茶は高いやろ(全種20g入り1袋が525円)。そやから元とってもらおうと遊んでんねん。もったいつけてな」

いや~なんという。エンターテナーですねぇ。

皆で楽しむ方がおもしろい!

最初にご紹介したマップは、勝山さんが自作された地域の散策用です。
お隣の農業体験・陶芸体験もできる農家民宿「Farm Stay Banja」も掲載されています。民宿のお客様がよくオーナー田中様に連れられて「地紅茶聞香体験」にお越しになるそうです。片言の英語でもコミュニケーションはできると楽しまれてお帰りになるそうです。
そんな「気になるご近所さん」も一緒になって「おもちゃ谷」を盛り上げていらっしゃいます。
「ここは、杉の谷という場所やけど、勝手におもちゃ谷って言うてる。そしたら子供たちが、おもしろいお茶のおもちゃ谷って。うまいこと言うやろ」ほんとにね~。小さな子供が喜びそうな、宝探しをするような、気になるネーミングがいっぱいです。
「どうしたら人が来てくれるだろう」「どうしたら面白がってくれるだろう」そんな思いが込められたマップ。

帰りに「となり寄っていき。ばんじゃさん見ていき。」と盛んに勧められたのが印象的でした。
え~もちろん寄りましたよ。陶芸体験のできる農家民宿farm stay Banja(ばんじゃ)は別記事でご紹介しています。ぜひ。

この記事のちーびず団体

chii-information
京都市右京区京北下熊田町杉の谷13
TEL:090-2702-5360
勝山 善右衛門
勝山 善右衛門

ちーびず推進員メモ

この記事のような、地域で頑張る皆さんのPRや活動支援を行っています。
詳しくは、京都府地域力ビジネス課(075-414-4865)やちーびず推進員にお声かけください。
竹嶋貴代美
by
亀岡に生まれ育ち、美山に嫁いで三十余年。家業(電気・水道工事店)の傍ら、婦人会・PTA・自治会・商工会女性部などで地域活動に参画。現在は『老活サポート』もおこなっています。 『森の京都』地域を中心にちーびず活動をお手伝いします。
(有)竹島電機ホームページ:http://www.athome-nantan.com/