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2017年04月19日 | ちーびず感想記
日本緑茶発祥の地・京都宇治田原「茶歌舞伎」でお茶を楽しむ
この記事に登場するちーびずさん
谷口 郁男さん(21お茶のふるさと塾)
谷口 郁男さん(21お茶のふるさと塾)宇治田原町で江戸末期から製茶販売業を営む「かねまた」の五代目店主。お茶でまちづくりする「21お茶のふるさと塾」でも活躍。

お茶の京都・永谷宗円ゆかりの宇治田原町は「日本緑茶発祥の地」。同町で江戸末期から製茶販売業を営む「かねまた」の五代目店主・谷口郁男さんは、お茶でまちづくりする「21お茶のふるさと塾」の代表も務めておられます。お茶の地域に住む私も、もっとお茶を知って暮らしの中で楽しみたいと、お話をお伺いしました。

谷口さん

谷口さんは、自らを「茶ムリエ(お茶のソムリエ)」と称し、「お茶の美味しい淹れ方講座」を各地で開催。かしこまった場所で飲むお茶ではなく、台所で淹れるお茶を、美味しくするコツを教えてくださいます。

「こんな仕事をしていると、よく、家でも緑のお茶を飲んでるのか、と聞かれることが多いけど、家では子供のころから茶色いお茶。大きいやかんにどばっと入った番茶の香りで育った」と笑われて。

 和束などのお茶処では、茶粥が食卓には乗ってたという話を聞きましたが、谷口さんのお家もそうでしたか?「あったけど、うちはどっちかと言うと茶漬けかなあ・・」なるほど。やはりそこは・・緑茶発祥の地からの由来でしょうか。

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ペットボトルでお茶を飲む習慣が一般化され、家庭でもお急須の出番が少なくなってかなりの年数がたちます。お茶の京都として、ここはやはり茶葉から淹れる「本物のお茶」を普段から飲む生活を送りたいものです。が、ママともたちからは、小さい子供がいると、どうしても「熱いお茶はヤケドさせる」とか「苦いお茶だと子供が飲まない」といった言葉もあり・・・谷口さんに伺ってみると。

「湯はさましてから急須に入れて、じっくり待ってから湯呑にそそぐ。そしたら熱くないし、苦くもないから」と。なるほど!そんなに難しくも手間のいる事でも無いですね~♪ 熱くない、苦くない、というより、美味しいお茶は、やはり急須から!。苦くない、どころか・・・

めちゃくちゃ甘い!!

そして、ちゃんと伝わる『お茶のうま味』。これを飲むと、そんなに量は要らない。少し口に入ったらもう、それだけで十分満たされました。うちも小さい子がいますが、先日栄養士さんから聞いた話によると「味覚が発達し終わるのがだいたい7~8歳」との事。今年8歳。大変です!急いで「本当のお茶の味」を教えてやらないと!!

やかんに茶葉をどばっと入れて沸かす番茶の味。

沸騰させたお湯を湯冷ましに移し、温度を下げてから淹れる煎茶の味。

日常にすっと馴染む「お茶一服」です。

 

「茶摘み体験交流会」「お茶の勉強会の出前」

谷口さんのお茶は、問屋を通さず直接茶園から茶葉を仕入れ、買い手の好みや要望に応じてブレンドして、自身の店舗やJA京都やましろ宇治田原支店宇治茶の郷(宇治田原町郷之口中林12)で販売されています。また、「21お茶のふるさと塾」は、茶摘み体験交流会やお茶の勉強会の開催の他、学校に教えに行ったりのほか、地元の特産品の紹介など地元の宣伝役としての活躍もされています。

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 JA宇治茶の郷2

 

「茶歌舞伎」でお茶を楽しむ

ご存知でしょうか?利き茶会「茶歌舞伎」。お茶当てゲームです。はまってしまうと抜け出せない、いにしえからの大人の遊びですが、子供から大人まで一緒に楽しめる楽しいゲーム感覚のお茶飲み会として、地元開催や出前もしてますよ、とのこと。『闘茶』とも言われ、日本では中世の時代、中国からお茶の栽培や製茶の方法などと一緒に伝わったとされています。

この茶歌舞伎、通常は約20名程でグループを作り、茶葉やお茶の色や香りで銘柄を当て勝者が決まりますが、谷口さんの茶歌舞伎は、10名からでも出来るよう、独自でアレンジされています。

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私も去年の「茶歌舞伎ちーたび」で体験済み。

これは、はまります!

ただ単に、茶葉の色を見る、香りをかぐ、お茶の味わいを比べる、それだけでは到底勝ちません!!

煎じ手(お茶を点てる人)の一挙手一投足を目を凝らし見る。さっきと動作が違ってないか、五感をフル回転させて見極める。それを踏まえて当てた時の嬉しいこと。感動です!

さらに何度体験しても毎回味わいや受け取り方が変わってくるように思います。回数を重ねてみると、だんだんとお茶の味が分かってきたように感じました。

お茶の京都プレミアム「永谷宗円さんの生家跡で、茶歌舞伎ちーたび」

今から約300年以上前、宇治田原の湯屋谷という地区に「永谷宗円」と言う茶の農家がいて、「青製煎茶製法」という製茶方法を生み出し、それが江戸の山本屋という茶商の目に留まり一気に全国に広まったそうです。

 宗円石碑

諸説あるそうですが、この「永谷宗円」の功績がお茶を高貴な方だけで無く、庶民に手の届くものとして今の私たちも親しめるように道筋を作られました。

 その「永谷宗円」の生家跡が湯屋谷地域の方々の手により今も現存しています。お屋敷自体は建て替えられましたが、実際に宗円さんが使っておられた「焙炉(ほいろ)」跡などは残っています。

宗円

なんと、この場所で「茶歌舞伎」を体験します!!

お屋敷の中で宗円さんを想いながら楽しむもよし、天気が良ければ東屋でするもよし。

 

お茶の京都プレミアムなちーたび。いにしえの人々の「お茶への愛」を感じ、今の暮らしに溶け込むお茶の文化を、しっかり次の世代に繋いで行きましょう!

 

この記事のちーびず団体

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〒6100253 綴喜郡宇治田原町贄田船戸72-1 (有)木創内
TEL:090-3288-9155
谷口 郁男
谷口 郁男

ちーびず推進員メモ

堤明日香
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京都府南部、山城地方のちーびずを応援しています!地域の美味しい食材、大切に遺していきたい地域の宝(人)を見つけ出すことが得意です。ちーたびやマルシェの実践回数、情報も豊富。山城地方でちーびずにチャレンジしてみようかな、と言う方、是非一緒に盛り上げて行きましょう!

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