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2017年04月17日 | ちーびず ちーびず感想記
ちーびずで防災のまちづくり。ペットと一緒に同行避難できますか?
この記事に登場するちーびずさん
松岡 幸子さん(認定NPO法人 アンビシャス)
松岡 幸子さん(認定NPO法人 アンビシャス)「きちんと“しつけ”をしたペットで、何か社会貢献をしたい」という思いから、人と動物が共生するやさしい社会づくりを目指して活動中。

ちーびず推進員の田中です。私の家にはミニチュアダックスフントが2匹います。

 2015年の統計では、ペットの数が15歳未満の子どもの数より多い、という結果が出ているそうです。

災害は忘れたころにやってくる・・・とわかってはいるけど、できていない現状。

可愛い自分の家族であるペットを守ることはできるの?!

ということで、「京都府庁女子ちーびずシーズセレクション」で紹介の、「ペットと一緒に同行避難、地域の準備をサポートする認定NPO法人アンビシャスにお話をお伺いしました。

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代表の松岡さんは、犬がただ好きで犬をトレーニングしつつドッグセラピーを開始し19年の実践を積み、ペットのしつけ、ペット共生型避難所運営、ペット同行避難のノウハウなどを、病院や高齢者施設、学校等へ出向いて、地元や行政とタイアップしながら、いざと言うときの地域の準備を、いろいろサポートされています。

ペット同行避難

マスコット

東日本大震災の時、「ペットを置いて逃げろ」と言われて逃げたものの、その後の原発関連でしばらく戻れなくなったりして、行方不明のペットを探すのが大変だったり、保護されたペットの所有者の避難先がわからなくて譲渡もできなかったり。そんな経験から、ペットの災害時の救護対策の必要性がはじめて認識されました。

現在、国はペットと一緒に避難所へ避難する「同行避難」をすすめていて、
災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(環境省2013年6月)が出されているそうです。

ペットを飼っていながら、知らなかった。。。

地域で備える 避難所運営

飼い主個人は、避難所で、ペットが他の避難者の迷惑にならないよう
ペットの“しつけ”や“健康管理”、“ペット用の避難用品や備蓄品の準備” など、
平時から備えておくことが大切ですが・・・ペットを飼っていない人たちの協力無くしては避難できません。

ペットの避難 共助がとても重要

災害時に、ペット連れの人が、避難所に入れない・・・
避難所に入れても、ペットの鳴き声や臭いでトラブルになる・・・避難所に入れなかった方が車中泊をしていて、エコノミークラス症候群で亡くなられてしまう・・。

自治会や町内会などの単位で共同生活しながら 運営していかなければならない避難所。「避難所をどう運営するのか」は、ペットの避難も含めて、日頃から地域のみんなで話し合って、準備しておくことがとても大切です。

 

災害に備えたペット対策
地域での準備のノウハウを教えます!

アンビシャスでは、災害時におこるペット問題の啓発や、
「ペットと避難。避難所でペット。いったいどう備えるの?」といった地域の準備をサポートしています。

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地域ぐるみで備えるといっても、地域によって
“災害への備え”の進み具合や、災害時のペット問題への認識、
ペット飼育頭数の把握状況や、非保有者の理解など 状況はまちまち。

そこで、アンビシャスでは・・・

京都ゼスト御池や植物園など府内各地の人がたくさん集まるところで、啓発イベントを定期的に開催し、
災害時のペット問題の重要性を伝える活動をされています。

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地域の状況や、災害対策の進み具合に応じ、指導内容をパッケージ化

ペット防災の地域の準備の進め方にはいくつか段階があり、
○ まずは、地域で、ペットと暮らす家族の数や、ペットの種類・頭数を
調査・把握


○ ペットを同行した避難訓練を実施してみる


○ それぞれの地域で避難所にペットを受け入れるかどうかを話し合う


○ 受け入れる場合は、その際のルールを決めて、内容を地域に知らせる。
受け入れない場合は、受け入れない旨を地域に知らせる。
等のプロセスがあり、それぞれのプロセスや地域の状況に応じて、 調査の方法や話し合いの手法、ファシリテーション方法などを指導されています。

楽しい防災を目指したい

アンビシャスのサービスを利用された地域では、意外な効果が!

「ペットと一緒の避難訓練」を実施した際、 動物と触れあう機会としてワンちゃん目当てで参加する 子ども連れのお母さんたちもいて、高齢化しがちな 地域の防災活動を、一緒に考え、話し合う機会になったそう。

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また「ペット共生型避難所運営」の啓発として、 お寺などにペット用のテントなどをたてて 避難所でのペット共同生活を体感いただいたところ、きちんと“しつけ”をされているペットの過ごす様子を見ることで、具体的なイメージがわき、ペットを飼っていない人も安心されたケースもあったとか。

さらに、ペット用の居場所の設営に使われるのが、常日頃使っているものだったことから、日常生活の中での防災対策に考えをめぐらせるきっかけになったケースもあるそうです。

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キャンプ用のテントとベッドで、飼い主とペットが一緒に過ごせるスペースを。

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学校のハードル等の体育用品で、ペットのスペースづくり。

そして、新しい取り組みとして、
「楽しいドッグカフェ」雰囲気で、ペットと一緒に参加できる ペット防災について啓発する勉強会を開催したところ、「より気軽に参加できた」と好評だったそうです。

自分たちで続けていくためには、防災活動も「楽しく」なければ続けられません。

ちーびずでは、12月に「防災バーベキュー」をブログで紹介しています。老若男女が楽しくコミュニティをつくる手法として「バーベキュー大会」が有効なことから、「防災」のテーマとジョイントすることで、みんなが防災について楽しく考えたり備えが続けられる、という取り組みです。

ペット同行避難の備えも、みなさんが楽しく関わり続けられるように、ちーびず推進員としても応援したいと思います。

 

もちろん、飼い主は万全の準備を

ところで、先日、「ペットの災害対策講座」に参加し、飼い主の心構えを学んできました!
少しだけご紹介すると、

● ペット用避難用品:ケージ(下写真)やリードを準備
●  ペット用備蓄品:水や食事、薬などを「5日分」準備
(救援物資が届くまで、人間の物は3日、ペットの物は5日以上かかることが多いため)
● 飼い主とはぐれてしまった時のため、ケージや備蓄にペットの情報を記載
● 普段から「ケージの中で過ごせる」、また「決まった場所でトイレができる」訓練を
● 飼い主がペットの気持ちをコントロールできるようにしておく

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講座で、特に考えさせられたこと、

ペットを飼う人自身は・・私もですが・・やってもらうのを待つという選択肢はなく、自ら動かなければならない!、と 思い知らされました。

ちょうど私も、町内の役が回ってきました。
わがまちでも「防災ちーびず」を実践すべく、少し動いてみようと思います。

この記事のちーびず団体

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松岡 幸子
松岡 幸子
田中智子
by
たなかさとこです。今年度よりちーびず推進員を務めております。お仕事は、アロマセラピスト。京都市出身宇治市在住。宇治の特産である緑茶とアロマの基本ハーブをオリジナルでブレンドしています。お茶とハーブや精油を京都産や国産にこだわっています。

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