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2017年01月12日 | ちーびず
京都らくさい・大原野産の野菜や加工品を直売する「マルシェ大原野」
この記事に登場するちーびずさん
武川 粂次さん(マルシェ大原野)
武川 粂次さん(マルシェ大原野)新鮮で高品質な大原野の野菜、ご賞味ください。
齋藤 政子さん(大原野加工食品友の会)
齋藤 政子さん(大原野加工食品友の会)無添加手作り味噌「かぐや姫」は、大原野産の米と国産の大豆を使ってつくったお味噌です。甘味が強いのが特徴で、無添加なのであかちゃんにでも安心して食べさせられます。

マルシェ大原野は、京都市西京区大原野産の農産物と加工品の直売所。平成28年の7月より、毎月第1・第3土曜日に市が開催されている、ということで、ちーびず推進員の藤崎が、11月19日の直売市に行ってきました!
朝9時のオープンと同時に会場に着くと、既にたくさんの大原野産の野菜が並んでいました。その野菜たちの美しいこと! そして何よりも、おいしいこと!

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全ての野菜に、生産した方のお名前が表示されています。
写真の上田泰史さんが生産したサイコロ上にカットしたカブラを試食させていただいたのですが、濃厚でトロトロで、涙がでるくらいおいしかったです。買おうと思った矢先に、後ろから来たお客様が残っていたカブラの全てをまとめ買いしていきました。トホホ。

このマルシェを運営している「大原野農産物等直売所運営協議会」は、30名を超える農家さんと、JAや行政などのオブザーバーで構成しています。その代表の武川粂次さんにお話をうかがいました。

◆マルシェ大原野から「大原野ブランド」を発信

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マルシェ大原野で野菜が売れると、もちろん農家さんにとっては収入になりますが、それ以上の意味があると武川さんは言います。まずは、大原野を発信する場として。新鮮で高品質な大原野の野菜を、「大原野ブランド」として世に発信していきたいとの思いからです。そのため、ここでは大原野で採れる千両なすは「大原野なす」、同じく京たけのこは「大原野タケノコ」として販売しています。もう一つの狙いは、農家と消費者が触れ合う場として。消費者から直接声をきくことで、農家さんの野菜づくりの意欲もあがるし、これまでとは違ったものを作ってみるきっかけにもなる、とのことでした。

このマルシェ大原野は、10月末には洛西地域の中心スポットである洛西高島屋・バスターミナル前で開催される青空市「らくさいマルシェ」にも初出店し、取材当日も同じ場所で行われている「西京ふれあいまつり」にブース出店するなど、活動範囲を着実に拡げています。

 

◆運営の工夫

武川さんに、マルシェ大原野の農産物の「出荷規約」を見せていただきました。出荷するには事前登録が必要で、大原野野菜のブランド力の維持のため、商品の品質管理義務、値引き販売不可などの項目と共に、年間出荷計画表や栽培歴、農薬・除草剤の使用歴などを提出するためのシートがついていました。こうしたきちんとしたルールを作って品質と安全性を担保し、消費者が安心して食べられる野菜のみを集めていることがわかりました。また直売市当日の運営は30名を超える構成メンバーが交代で務めることで特定の人への負荷を減らしていることもわかりました。武川さんは元市役所職員でこうしたノウハウをよくご存じであることが、マルシェ運営の随所に生かされているように感じました。

◆加工品もたくさん

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特産野菜を使った加工品も販売しています。まずは大原野産の「金ごま」を使ったパウンドケーキ。この「金ごま」というゴマの品種は、一般に販売されている「白ごま」「黒ごま」と比べて非常に香りが良く、味にコクがあるのだとか。そもそも国産のゴマ自体が、全流通量の1%程度と非常に珍しいので、国産の金ゴマとなると、とても稀少なのだそうです。小田房子さんはピザ店経営20年ののち、地産地消の料理教室を開いている方で、このパウンドケーキは地域で大評判! 同じく大原野特産のタケノコを使ったパウンドケーキもあるそうです。

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他には、大原野で昔ながらのこだわりの方法で鶏を生育している京都・佐藤屋さんの焼き鳥キッチンカーも来ておりました。うーん、いい香り! まずは食べてみてください。こだわりの鶏肉は、ホームページから注文もできますよ。

 

■大原野産の加工品の「老舗」、無添加の手作り味噌「かぐや姫」

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大原野産の加工品といえば、国産の大豆と地元の米を使って作る無添加の手作り味噌「かぐや姫」を忘れてはなりません。地域に伝わる味を守り続けているのは、地域の女性でつくる「大原野加工食品友の会」。取材当日は西京ふれあいまつりにて販売ブースを出していた、友の会代表の齋藤政子さんとそのお仲間の皆さまにお話を伺いました。

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齋藤さんたちは昭和62年からなので約30年もの間、お味噌づくりを続けています。毎年冬場になると、大原野産のお米で作った米麹と国産大豆を使って味噌を仕込み約1年ほど熟成させます。昨年の冬は10数俵分のお米を使い、40樽ほどの味噌を作りました。味は甘味が強いのが特徴です。とても美味しいので、我が家では他の味噌と合わせて毎日のように使う品になりました。無添加なので赤ちゃんにでも安心して飲んでもらえることも人気の一因で、昨今では洛西タカシマヤにも置いていただけるようになりました。春と秋にはしばしば地域イベントにも出店しているので、お買い求めはそちらでも。

実はこの友の会、一時は30名を超える大所帯だったのが、創設から30年余りがたち、現在メンバーは8名、平均年齢は78才というベテランチームになっています。互いに言いたいことは言い合って、意気投合してやっているというメンバーはとても仲が良く楽しそうでしたが、目下の悩みは、年とともにお味噌を運ぶのがしんどくなってきたこと。60代の人に入って欲しいねえ、と斎藤さんが笑いながら話してくれました。

この記事のちーびず団体

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武川 粂次
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〒6101152 京都市西京区大原野北春日町597
TEL:075-331-0856
齋藤 政子
齋藤 政子
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歴史と自然を生かした京都のまちづくりに貢献すべく、京都伏見にてまちづくり会社「ぴあぴあコミュニティサポート合同会社」を運営しています。 商店街振興、イベント企画運営、地域資源を活かすまち歩きなどの事業経験を、京都ちーびず推進員としてより広い地域で活かしていきたいです。 趣味でアイリッシュバンドを組んでいます。
ぴあぴあコミュニティサポート合同会社:http://www.pia2.org